中国インターネット事業大手のTencentは、香港の証券先物事務監察委員会(SFC)から、
新たなライセンスを承認を受けた後、ブロックチェーンベースのバーチャル銀行を開設する予定です。
中国、ウージェンで開かれた世界ブロックチェーンサミットでの講演で、
Tencentのバーチャル銀行はSFCから許可を受け取ったと、同社のブロックチェーンチーフであるYige Cai氏は話しました。
中国メディアサイトのSina Financeによれば、同社はさらにブロックチェーンベースの
銀行業務プラットフォームをサポートするために、チームを統合しているとのことです。
“デジタル資産取引における香港の新たな規制と監督は、ブロックチェーンテクノロジーと、
デジタル資産の重要性を確証させ、これは同業界全てにとって良いニュースとなります。”
Cai氏は、サミット中のスピーチでこのように話しました。
SFCはこれまでのところ、12の企業にバーチャル銀行のライセンスを付与してきました。
そのリストにはTencent、中国商業銀行(ICBC)そして香港を拠点とする他2つの機関投資家間からなる
ジョイントベンチャー企業のInfinium Limitedが含まれています。
Tencentは5月に認可を受けた後、InfiniumをFusion Bankに名称を変更していました。
Cai氏は、バーチャル銀行のさらなる詳細は公開しませんでしたが、
報道によれば、その一方で、世界的なファストフードチェーンレストランであるマクドナルドへの
サプライチェーンファイナンスを含む、Tencent既存のブロックチェーンプロジェクトを強調しました。
他の報道によれば、Cai氏は現在、Tencent内の3つのブロックチェーン開発グループ等とは別に、
ブロックチェーングループ協会を主導しています。他の2つのグループは、
ブロックチェーンインフラとそのブロックチェーンベースのクラウドサービスをそれぞれ担当しています。
アリババのフィンテック部門であり、65%の株式がStandard & Chartered Bankによって所有されている
Ant FinacialとSC Digital Solution Limitedは、別の企業として参加しています。
SFCは水曜日、証券ブローカーを監視するものと同様の枠組みを作り、
仮想資産取引を規制するために、新たなライセンスシステムの詳細を公開しました。
引用元:Tencent to Build Virtual Bank After Hong Kong Regulator Approves License