韓国警察は、沈没船から引き揚げた宝を販売するとする、
仮想通貨スタートアップを調査していると、韓国の中央日報が伝えました。
伝えられるところによれば、当局は、
1900年初頭に沈没したロシアの船を発見したというシニルグループを、
詐欺の容疑で調査しているとのことです。
シニルグループは、仮想通貨を発行し、投資家達は、
その仮想通貨を用いて、沈没船からの宝を買い戻せるとしていました。
調査の一環として、CEOのChoi Yong-seok氏の旅行禁止措置を取りました。
江西区の警察は、Choi氏と、同社の関係者を、
詐欺の疑惑で取り調べを行う計画を立てています。
ロイター通信によると、シニルグループは、
1905年に沈没したロシア海軍の「ドミトリードンスコイ」を発見し、
その船には、1340億ドル相当の金が眠っているとされています。
しかし同社は、その主張を撤回し、6月26日の記者会見では、
86億ドルに数字を引き下げました。
同社は当初、沈没から引き揚げた金を元に、
シニルゴールドという独自のトークンを発行するため、ICOを行う予定でした。
そのトークンは、今年発行されてから10万人を惹き付け、600億ウォンを
調達したと、資料を引用しながら中央日報は報じています。
シニルグループのウェブサイトから公表された声明によると、
同社は、ドンスコイの引き揚げニュースに続き、
仮想通貨取引所の開始も発表しています。