イーサリアムの開発陣は、より広範なネットワークのアップグレードのため、
「Constantinople」(コンスタンティノープル)と呼ばれるコードの実装を開始しました。
このアップグレードの第二弾は、イーサリアムのネットワークをより効率的に、
そして、手数料のコスト削減を目的としています。
金曜日に行われた中心開発メンバーのステークホルダーによると、
「Constantinople」は、8月のイーサリアム会議、
Devcon4以前に稼働すると言われています。
ただ、そうは言うものの、この後方互換性の無いコードの
正確なブロックナンバーの実行はまだ確認されていません。
そこで、より緩やかなロードマップの更新が提案されています。
ロードマップによると、その実行ステージは、8月13日まで継続され、
その後、「Constantinople-specificテストネットワーク」の
開始を含む2ヶ月間のテストが行われます。
このアップグレードは、プラットフォーム効率化のための、
様々な最適化が含まれており、手数料のコスト軽減を目的としています。
「Constantinople」は、昨年8月に実行された「Byzantium」に続く、
2つのシリーズに分かれる第2のアップグレードとなります。
会議によると、合計4回のイーサリアムの改善を目的としたアップグレード(EIPs)は、
現在、開発陣によって実行されているとのことです。
イーサリアムのクライアントで一番有名な「Geth」を主導するPéter Szilágyi氏は、
開発陣が、ほとんどの変更の実行を完了したと述べています。
「EIPsは、ほとんど完了しています。」とSzilágyi氏は、こう会議の中で話しました。
現状、ブロックのハッシュをどのようにイーサリアムに格納し、再編成するかを行うEIP 210、
計算処理能力を、イーサリアムの仮想マシン(EVM)上で加速させるEIP 145、
これらを含むいくつかのアップグレードが、実行段階に入っています。
その他、追加的なイーサリアムのステートチャンネルであるEIP 1014、
どのようにして圧縮を相互作用させるかを決める新しいオペレーションコードであるEIP 1052、
この2つもまた、開発陣によって実行されています。
また、イーサリアムのディフィカルティボムの遅延の可能性と、
ガス価格がどう機能するか、これを改善するEIP、
この2つの注目すべき変更も、積極的に議論されています。
少なくとも、イーサリアムの発行モデルと、様々なステークホルダー達に違った影響を与え、
論争を呼ぶ、マイニングの難易度調整に関しては、
まだ決定はなされていません。
「この部分に関しては、今日中に決められるものではありません」と、
議会の進行役であるHudson Jameson氏は、こう締めました。