メディア作品に対して検閲の責任を持つ、
州レベルの中国当局は、ブロックチェーン技術の専門知識を持つ、
暗号専門家を雇用するとしています。
中国人民共和国国務院管轄の、国家新聞出版広電局の研究所は、
ブロックチェーンアプリ領域のように、
最新の暗号手法に対応できる暗号の専門家を探しているようです。
火曜日に中国当局によって発行された職務記述書によると、
理想的な候補者は、暗号手法アルゴリズムと、
性能の最適化に対する経験がある人だそうです。
また、その他にも異なる暗号化アプリのセキュリティレベルを、
測定しながら、研究しツールの開発を行う責務があるとしています。
しかしながら、職務記述書には、
当局のブロックチェーンに関する計画への指示は十分になされていません。
これは関係の無いことかもしれませんが、
その投稿がなされたのは、検閲した記事を公開している
中国の検閲システム（しばしば「グレートファイヤーウォール」と呼ばれる）を回避し、
ブロックチェーンが急激に利用され始めた時期と重なります。
この例は他にも中国のワクチン不正事件や、沈黙を破る#metoo運動なども含まれます。
1946年に設立された国家新聞出版広電局は、
国務院によって管理されてきましたが、実際は中国共産党の
プロパガンダ部門へ報告を行ってきました。
同機関は、検閲の最高権限を持っていることで知られており、
TVやラジオ、新聞、そしてインターネットを含む中国における全ての
マスメディアの情報をコントロールすることが可能です。
引用元：China’s Government Censorship Agency Is Hiring a Crypto Expert
