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BCD(ビットコインダイアモンド)とは?特徴や将来性は?

 

ビットコインのハードフォークによって、
ビットコイン派生の仮想通貨が続々誕生していますが、
ビットコインダイアモンド(以下BCD)もその内の一つです。

今回は、そのBCDについて特徴や将来性を記事にまとめました。

ぜひ参考にしてみてください。

BCD(ビットコインダイアモンド)とは?

BCDは、2017年11月、ビットコインからハードフォークという形で誕生した
新しい仮想通貨です。

それまでにビットコインは、ビットコイン・キャッシュ、
ビットコインゴールドと分裂してきましたので、
3番目のハードフォークとなります。

BCDの開発は、
「ビットコインダイヤモンド・ファウンデーション」となっていますが、
具体的にどのような人たちが携わっているかは謎のままです。

発行上限は、ビットコインの2100万と比べても多い、
2億1000万枚となっており、コンセンサスアルゴリズムはPoW、
ブロック生成の時間は10分となっています。

ちなみに、仮想通貨時価総額ランキングでは、
現在44位に位置しています。

BCD(ビットコインダイヤモンド)の特徴は?

では次にBCDの特徴を挙げつつ、ビットコインとの違いを説明していきます。

特徴その1:ブロックサイズは8MB

ビットコインのブロックサイズは、1MBですので、
送金遅延などの問題が目立っていました。

ですので、過去にもハードフォークを実施したビットコイン・キャッシュは、
ブロックサイズが8MB(現在は32MB)となっており、
ビットコインダイヤモンドもそれに倣う形となっています。

結果として、ビットコインよりスケーラビリティ問題に対応できている
通貨として機能していくでしょう。

特徴その2:Segwitも同様に対応

ビットコインでは、ブロックサイズが1MBしか無いために、
ブロックに格納できる取引内容には限界がありました。

そこで、ブロックのサイズは変更せず、
取引内容を圧縮して記録する「Segwit」という方法が考案されました。

BCDもビットコイン同様、Segwitに対応しています。

特徴その3:匿名性が高くなっている

匿名性の高い通貨といえば、DashやMoneroなどがありますが、
BCDも、暗号性が向上し、取引金額が暗号化されました。

もちろん、取引金額のみで個人を特定するのは難しいかもしれませんが、
万が一にでも、取引金額と個人情報が結びついてしまっては大変です。

ビットコイン、また他のビットコイン派生の通貨とは違う一番のポイントは、
やはりここでしょう。

特徴その4:発行上限はビットコインの10倍

ビットコインの発行上限は、2100万枚ですが、
BCDは、その10倍の2億1000万枚となっています。

これだけの供給量ですから、当然価格は下がり、
誰でも比較的気軽にBCDを購入することができます。

特徴その5:OPTIMIZED X13というマイニングアルゴリズム

ビットコインには、SHA256というマイニングアルゴリズムを採用していますが、
BCDは、OPTIMIZED X13というマイニングアルゴリズムを採用しています。

これは、GPUでのマイニングに最適化されており、
個人でもGPUを搭載しているパソコンであれば、
マイニングを行うことができます。

ビットコインは、ASICでしかマイニングが出来なかったので、
BCDは、より非中央集権的な仮想通貨と言っていいでしょう。

BCD(ビットコインダイヤモンド)はどこで購入できる?

BCDは、残念ながら国内仮想通貨取引所では取引されていません。

有名所で言えば、Binanceで取り扱われていますので、
国内の仮想通貨取引所やウォレットから送金するなどして
取引を開始できます。

BCD(ビットコインダイヤモンド)の将来性は?

BCDは、ビットコインよりも優れた機能を持っています。

また、ビットコイン、ビットコイン・キャッシュと違い、
GPUマイニングですので、誰でもマイニングに参加出来るようになっています。

ただし、通貨の中身が良ければ普及するというものでもありません。

さらに、匿名性の高い通貨は、犯罪に利用されがちなので、
匿名性の高い通貨は、各国政府によって警戒されています。

プライバシーの保護を謳ったBCDのコンセプトは良いですが、
そこが返って仇になってしまう可能性も十分にあります。

あえてBCDを利用する他のメリットや、
企業などの提携など、何か好材料がほしいところですね。

まとめ

いかがだったでしょうか?

BCDは、ビットコインにおける問題点を克服し、
ハードフォークを行った新しい仮想通貨です。

特に以前より問題となっていたスケーラビリティ問題を克服するなど、
使い勝手はビットコイン以上に良くなっています。

基軸通貨として、ビットコインの問題が露呈していく中で、
次に注目されたのは、ビットコイン・キャッシュでした。

ですので、BCDが、将来的に値上がりしていくには、
ビットコイン・キャッシュを意識できるかにかかってくるでしょう。