仮想通貨と関連して何かと話題のコインチェックですが、
今回は、そもそもコインチェックとは何か、というところに
焦点をあて、コインチェックについて色々と調べてみました。
興味のある方は、ぜひ参考にしてみてください。
coinchek(コインチェック)とは?
coincheck会社概要
会社名:コインチェック株式会社
設立:2012年8月28日
所在地:東京都渋谷区渋谷3-28-13 渋谷新南口ビル3F
代表取締役:勝屋敏彦
資本金:1億円
coinchekは、日本国内の仮想通貨取引所です。
お笑い芸人の出川哲朗さんを起用して
積極的にコマーシャルを展開させていたこともあり、
仮想通貨をよく知らない、という方も、
「コインチェック」は知っているのでは無いでしょうか。
ちなみに取り扱い通貨は下記の通りです。
・ビットコイン
・イーサリアム
・イーサリアムクラシック
・リスク
・ファクトム
・リップル
・ライトコイン
・ビットコインキャッシュ
・オーガー
匿名性通貨↓
・モネロ
・ジーキャッシュ
・ダッシュ
coinchek(コインチェック)はなぜ問題に?
coinchekは、操作性もシンプルで、
初心者に優しいと評判の仮想通貨取引所でした。
また他の国内取引所にはないアルトコインをいくつか扱うなど、
人気がありましたが、これだけでは、
ここまで有名な取引所にはならなかったでしょう。
コインチェックを有名にした事件、それは、
「NEM流出事件」です。
2018年1月、コインチェックから、
当時のレートで約580億円相当のNEMが不正に盗難されました。
これより以前に、仮想通貨の盗難は、
度々問題になっていましたが、マウント・ゴックス社が
過去に115億円相当のビットコインを流出させた事件と比べると、
事の大きさがよくわかるでしょう。
この不祥事は、コインチェック側の管理体制の甘さであり、
仮想通貨を守るための「鍵」を複数設定していなかったことが原因でした。
現在では、マネックスグループの完全子会社となり、
金融庁のライセンス取得に向けて動いています。
coincheck(コインチェック)への登録は?
2018年6月現在、coincheckへの新規登録は
不可能となっています。
現状は、既にユーザーである人のみが取引を出来る状況ですが、
今後再開される可能性は十分にあります。
コインチェックを利用したいと思っている方は、
今後の動向は要チェックですね。
coinchek(コインチェック)と匿名性通貨
現在、coincheckでは匿名性通貨を含む12種類が
取り扱われていますが、2018年6月18日、
coinchekは匿名性通貨を廃止することを発表しています。
匿名性通貨とは、送金元や送金先、送金内容が
全く追跡できない(難しい)仮想通貨を差します。
コインチェックでは上述の通り、
「モネロ・ジーキャッシュ・・ダッシュ」がこれにあたります。
そもそもNEM流出事件では、
その送金先を追跡出来ないようにするよう、
犯人はダッシュを利用しています。
またこうした仮想通貨は、政府の目をかいくぐり、
マネーロンダリングや、脱税に利用されかねません。
金融庁の交換業者としてライセンス取得を目指す
マネックスグループとしては、こうした膿は出しておきたいのでしょう。
ちなみに、匿名性通貨廃止の発表とともに、
オーガーの廃止も決定しています。
オーガーは、未来予測市場をターゲットしている
プラットフォームです。
未来予想と言うと難しいですが、要はブロックチェーン版の
ブックメーカーのようなものです。
ブックメーカーとは、「明日は晴れか雨か」「サッカーはどちらが勝つか」
など将来の出来事に賭けるギャンブルのことを言います。
しかし、従来のブックメーカーといった賭博には、
必ず「胴元」が存在しており、
割高な手数料や、不正など様々な問題がありました。
オーガーは、ブックメーカー同様、
賭けに勝つとオーガーが貰える仕組みではありますが、
ブロックチェーンを活用するため、胴元がいません。
より公平で、公正な賭博がオーガーでは実現できます。
しかし、この「賭博」が金融庁の審査に引っかかったのかもしれません。
日本はギャンブル大国と言われていますから、
そういった点を危惧してのことでしょう。
coincheck(コインチェック)の将来性は?
4種類もの仮想通貨の銘柄が廃止されてしまうので、
コインチェックを利用するメリットは減少するでしょう。
ただ、ビットコインやイーサリアムといった
主要通貨は残ること、
加えて、健全な運営が行われることで、
今後もコインチェックが成長していくことが見込まれます。
まとめ
いかがだったでしょうか?
coincheckは、日本国内の仮想通貨取引所です。
NEM流出事件によって、現在は新規でのユーザー登録は出来ない
状況ですが、再開の日はそう遠く無いでしょう。
またcoinchekのバックには、東証1部に上場している
マネックスグループがいるため、今後経営基盤は、
ますます盤石になっていき、業界全体にも安定感が生まれるものと思われます。