仮想通貨のICOと言えば、
どうしても海外のものが目立ちがちですが、
日本での「PATRON(パトロン)」という
仮想通貨のICOが実施されました。
現在は、ICOは終了していますが、
今回は、そんなPATRONについて、特徴を調べ、
将来性を考察してみました。
ぜひ参考にしてみてください。
PATRON(パトロン)とは?
PATRONは2017年2月に設立されたパトロン社によって
発行される仮想通貨で、その発行上限は4億枚となっています。
通貨の略号は「PAT」であり、
2018年4月にICOが行われました。
日本発のプロジェクトで、プレグラウンドでは、
10億円を調達、アドバイザーには、
イーサリアム中国の共同設立者、サム・リーが参加しており、
非常に注目度の高い仮想通貨です。
では、次に、そんなPATRONの特徴を見ていこうと思います。
PATRON(パトロン)の特徴は?
ここからは、具体的にPATRONがどんなことを目指した
仮想通貨なのか、特徴と併せて紹介していきます。
ぜひ参考にしてみてください。
特徴その1:インフルエンサーのプラットフォーム
PATRONは、インフルエンサーのプラットフォームを
提供するためのプロジェクトです。
インフルエンサーとは、要は社会に対して影響力を
持っている人のことで、そういったインフルエンサーと、
何かモノを宣伝したい企業を結びつける場所として提供されます。
インフルエンサーと聞くと難しく感じですが、
発信力のある大物Youtuberや、何十万ものフォロワーを抱える
Twitterアカウント所有者などが、その良い例でしょう。
ちなみに、現在、企業とインフルエンサーのマッチングには、
仲介業者が介入することになり、
企業にとっては手数料が割高、インフルエンサーにとっては、
報酬の減額、といった問題が起きています。
特にインフルエンサーは、投稿するコンテンツにこそ価値があるので、
中途半端な価格で企業の広告活動を手伝うのは、
リスクが高いと言えます。
PATRONが実現すればこうした問題は解決されるでしょう。
特徴その2:3つの機能
PATRONには、「3つの機能」があり、
インフルエンサーを年単位で購入する契約、
月毎の専属契約、広告のように、SNSの配信枠を
その都度購入する方法があります。
特徴その3:開発は順調に進みつつある
パトロン社のCEOは、久積篤史氏で、
彼は元ネオヒルズ族であり、あの与沢翼さんの弟子と言われている人物です。
そういった経歴のある人が関わっているので、
「詐欺なのか?」という根拠の無い噂もあったようですが、
デモページが公開されるなど、その開発は順調に進んでいるようです。
特徴その4:期間中、毎月エアドロッップが行われる
エアドロッップとは、特定の条件を満たした人を対象に、
無料で仮想通貨が配布されることを言います。
期間は、2018年4月18日~10月18日までとなっており、
月末までに保有しているPATRONの7%がPATとして
配布されます。
PATRONはイーサリアムベースの仮想通貨のため、
MyEtherWalletやERC20準拠のウォレットに保有することで、
PATを受け取ることが出来ます。
PATRON(パトロン)はどこで購入できる?
PATRONは、無事ICOを終了し、
2018年5月に海外の仮想通貨取引所であるHitBTCへ上場を果たしました。
結果、HitBTCのみで取引が可能だったわけですが、
HitBTCは、6月に日本居住者向けのサービスを停止しました。
つまり現在日本人は、PATRONを購入することが出来ません。
HitBTCは、日本での規制を突破するために、
ライセンス取得に向けて動いているようですので、
それを待つしかないような状況ですね。
また、他の仮想通貨取引所である「OKEx」へ上場出来るようにも
交渉を進めているようなので、
PATRONを購入したい人は、今後の展開に注目です。
PATRON(パトロン)の将来性は?
インターネットの普及によって、
個人での発信力は高まりつつあります。
特にYoutubeをはじめ、Twitterやインスタグラム、
FacebookといったSNSで影響力を持つインフルエンサーは、
増えつつあります。
これから企業は、そういったインフルエンサーを
どんどん活用していきたいでしょうし、
現に、コラボ企画なども誕生しています。
インフルエンサー側としては、安定した収入を確保できますし、
PATRONのようなプラットフォームは、
必然的に必要になってくるでしょう。
ただ、日本発のプロジェクトにも関わらず、
仮想通貨大国の日本人が投資できない状況ですので、
今後、他の取引所への上場が目標となってくると思います。
まとめ
いかがだったでしょうか?
PATRONは日本発の仮想通貨です。
今後も世界的に、影響力をもったインフルエンサーは
増えてくるかと思います。
詐欺とも噂されましたが、その可能性は低く、
今後の動向に注目したい仮想通貨の1つですね。