bitFlyer程有名では無いにしても、
仮想通貨を始めようとすれば、「Zaif」という取引所は、
あなたも、一度や二度は聞いたことがあると思います。
今回は、そんなZaifの評判や、
利用時のメリット・デメリットをまとめてみました。
これから「Zaifを利用しよう!」という方は、
今回の記事をぜひ、参考にしてみて下さい。
そもそもZaif(ザイフ)とは
Zaif(テックビューロ株式会社)概要
・会社名:テックビューロ株式会社
・設立:2014年6月16日
・所在地:大阪府大阪市西区西本町1-4-1オリックス本町ビル4F
・代表取締役:朝山貴生
・事業内容:仮想通貨取引所サービス「Zaif」の運営
ブロックチェーンシステム「mijin」の開発・セールス
・資本金:8億3,013万円(資本準備金含む)
Zaifとは、テックビューロ株式会社が運営する、
仮想通貨取引業者のことです。
過去には、ホリエモンこと、堀江貴文さんも応援したということで、
かなり注目を集めた企業となりました。
潤沢な資本金や、2段階認証制の導入など、
かなり安心して利用できる取引所であり、
金融庁の仮想通貨交換業者としても登録されています。
金融庁から仮想通貨交換業者として登録されると、
企業側は、ユーザーに手数料の説明や、仮想通貨の仕組みを説明したり、
ユーザーに本人確認をさせるなど、様々な義務が課せられます。
業者からしてみれば、そうした義務は面倒ではありますが、
「国からのお墨付き」を貰えるメリットは大きく、
そうした「お墨付き」は利用者の安心感に繋がると言えます。
では、Zaifを利用するメリットはあるのでしょうか?
そこを詳しくみていきましょう。
Zaifを利用するメリットってあるの?
仮想通貨取引所と言えば、
bitFlyerを思い浮かべる人が多いと思いますが、
実は、ZaifにはZaifにしかない、
魅力的なメリットがいくつかあるんです。
ここでは、その良さをお伝えしていきますね。
メリットその1:手数料が安いと評判
Zaifが好評な理由として、よく言われているのは、
「手数料が安い」ということです。
法定通貨(円)を仮想通貨に交換したり、
仮想通貨を法定通貨に交換することを「現物取引」と言いますが、
Zaifでは、「現物取引」において、一切手数料がかかりません。
それどころか、マイナス手数料(0.01%)を導入しているので、
取引をした分だけ、逆にお金が支払われることになります。
もちろん、0.01%は雀の涙程に感じますが、
手数料が一切かからないどころか、
取引をした分だけお金が返ってくることは、
ユーザーからしてみれば大変ありがたいと言えます。
メリットその2:国産をはじめ、豊富な通貨がラインアップ
Zaifでは、Bitcoinはもちろんのこと、
国産通貨であるモナコインや、その他NEM(ネム)などの
アルトコインも扱っています。
また、Zaifは、企業などが独自で発行する通貨、
「トークン」も扱っています。
他の取引所では扱っていないトークンを扱っていたり、
まだ値上がりしていないトークンもあるので、
投資を目的とするならば、Zaifは非常に有用です。
特にZaifの運営母体である、テックビューロは、
コムサ(COMSA)と言われる独自のトークンをZaif上のみで
取り扱っていることで有名ですね。
コムサの魅力は割愛させて頂きますが、
ホリエモンも注目していたり、日経新聞にも
記事が載っていたりと、とにかく注目を集めているトークンです。
このように、Zaifの利用には、他の取引所には無い
トークンを扱えるというメリットがあります。
最大手のbitFlyerでは、トークンを扱っていないので、
ここは、Zaifならではの強みと言えるでしょう。
メリットその3:仮想通貨の積立が行える
Zaifには、毎月定額で仮想通貨を自動で購入し、
積み立てる機能があります。
仮想通貨でドカンと儲ける、
というよりは比較的安定して資産運用をしたい、
という人にオススメな機能となっています。
自動で希望の通貨を積み立ててくれるので、
トレードの知識は不要です。
とは言うものの、
「仮想通貨は値動きが激しいから投資するには恐ろしい」
と思う方もいらっしゃると思います。
ただ、この点についてはご安心下さい。
Zaifでは、「ドルコスト平均法」を用いて、
自動で積み立てを行ってくれるんです。
ドルコスト平均法とは、仮想通貨が値上がりしようが、
値下がりしようが、通貨量を調整することで、
「定額」での買い付けを実現してくれます。
例えば自分の欲しい仮想通貨の価格が下落した時は、
仮想通貨をたくさん買い、
仮想通貨の価格が高騰した時は、
仮想通貨の購入量を抑えます。
これにより、仮想通貨の価格が高騰しても、
大量に買い付けることはありませんし、
逆に、下落した場合は安く大量に買い付けますので、
安定的な資産運用が行えます。
この「ドルコスト平均法」は、
自分でチャートを見ながらでも実践できますが、
はっきり言って大変ですし、
それを自動で行ってくれるZaifの積立は大変ありがたいと言えます。
以上、Zaifについての主なメリットをお伝えしました。
もちろん良いことばかりではありません。
次にZaifのデメリットも見ていきましょう。
Zaifは心配?そのデメリットとは?
マイナス手数料に、
他の取引所には無いトークンの取り扱い、自動積立・・・
Zaifにはたくさんの魅力がありますが、
デメリットもしっかり把握しておく必要があります。
ここでは、Zaifのデメリットについてご紹介していきます。
デメリットその1:本人確認のハガキがなかなか届かない
Zaifでは、本人確認のために、
Zaifから発送されるハガキを受け取らなければいけません。
ただ、現状、Zaifから本人確認のハガキが届くまでに、
かなりの時間を要するようです。
色んなケースがありますが、長い人だと
「2週間経って本人確認のハガキが来た」という方もいらっしゃり、
「早く取引を始めたい」という人には不親切な取引所となっています。
「2週間」という短期間でも、仮想通貨の世界では、
通貨の価値が高騰することもありますし、
逆に下落することもよくあります。
Zaifで口座を開設し取引をしたいのであれば、
早めに口座登録を済ませておく必要がありそうですね。
デメリットその2:補償制度が無い!管理は自己責任で!
2段階認証を採用したりと、セキュリティには力を入れている
Zaifでも、仮想通貨盗難などの被害に対する補償制度はまだ設けられていません。
あくまで「自己責任」なようで、
ここは残念なポイントです。
2段階認証の設定や、定期的にセキュリティ強度の高い、ウォレットに
仮想通貨を移しておいたりと、
個人レベルでのセキュリティ対策が必要です。
デメリットその3:対応が酷い?
Zaifのサポートに関して、利用者からは
「返信がいまだに来ない」
「3週間経ってようやく返信がきた」
「サポートが酷い」
という声がネットに上がっています。
仮想通貨ブームにより利用者が増えたせいか、
まだまだ対応が追いついていないようです。
利用者側からしてみれば、大切なお金を
Zaifに預けるわけですから、
対応が遅いと心配になるのは無理もありません。
ここは、一刻も早く改善して欲しいポイントですね。
デメリットその4:サーバーが安定しない
Zaifに関しては、とにかく
「サーバーが弱い」
「サーバーが落ちる」
「注文が通らない」
といったサーバーへの不満は、よく目立ちます。
アクセスが集中した場合など、注文が通りにくくなるようで
トレーダーからしてみれば、これは大問題ですね。
自分の買いたい価格で仮想通貨を買えないのでは、
取引所の意味がありません。
「サーバーの強化を」
という声が叫ばれて久しいですが、
いまだに改善は見られないようです。
今後の動向に注目ですね。
まとめ
Zaifには、魅力が多い分、デメリットが大きい部分もあります。
セキュリティに関しては、個人である程度対策できますが、
Zaif側の問題は、ユーザーはどうしようもありません。
今後、Zaifの問題点が改善され、
発展していくことを願うばかりです。