世界的な監査法人であるKPMGは、ブロックチェーン技術を利用したサプライチェーンプラットフォームを、
オーストラリア、中国、そして日本で始動させました。
BIG4に入るこの監査法人は、プラットフォームを「KPMG Origins」と名付けており、
農業、製造業、金融サービスセクター内での透明性を向上するように設計されています。
最近のプレスリリースによれば、サトウキビ企業のCanegrowers、食品輸出企業のSunRise、
そしてワイン製造のMitchell Winesを含む企業等が、すでにKMPG Originsを利用しているとのことです。
ASPACの諮問代表であり、KPMGオーストラリアのパートナーであるKen Reid氏は、次のようにコメントしています。
「21世紀のサプライチェーンはより速く、さらに相互接続され、そしてこれまで以上に、
より大量なデータ共有が必要とされます。」
「農業から金融サービスまで、サプライチェーンエコシステムの複雑さは、
運用リスク、調整課題、そして安全性への懸念を生み出します。」
「KPMG Originsの目的は、独立したサードパーティによる検証、
データとプロセスの証明を提供することによって、これらの問題を解決することです。」
このKPMGのよる動向は、従来的な金融企業等の処理速度向上に利用してきた
多数のブロックチェーン利用例の中で一番新しいものとなります。
8月、多くのメジャーな銀行等もデジタル通貨に対応していく中で、
監査法人のDeloitteは、プロトタイプ化されたソリューション向けのモバイルプラットフォームとして、
“block chain in a box”をリリースしていました。
引用元:KPMG launches blockchain platform in China, Japan, and Australia