英国の金融規制当局である金融行動監視機構(FCA)による昨年の暗号企業に対する調査の数は、急激な上昇を見せています。
月曜日のFinancial Timesでは、現在FCAは初期調査の一環もしくは完全な執行調査のいずれかで、
暗号業界の87社を調べていると述べています。
その調査の数字は、2018年の同時期から74%も上昇しており、当時は50社が当局によって調査されていました。
報道によれば、そのデータは法律事務所のパートナーであるPinsent Masons氏によって提供され、同氏はFTに対して、
急激な数字の上昇は“FCAが仮想通貨業界への現場主義と強引なやり方に訴えた数の増加を反映したもの”だと語りました。
遡ること5月、FCAはオンラインプラットフォームが投資家から仮想通貨の巻き上げていることと、
外国為替詐欺が、3倍増になっていたという報告の中で警告を発していました。
2018年から2019年に報告された1,800にも上る詐欺では、
2,700万ポンド(3,320万ドル)もの資産損失が生じたと推定されていました。
詐欺師は、彼らのスキームを促進するためにソーシャルメディアを使う傾向にあり、
頻繁に有名人からの偽のお墨付きを謳ったり、
初心者投資家を惹き付けるために高級品の画像を利用すると当局は述べています。
またFCAは、どのトークンがFCAの管轄下に入るか、そしてどれ(例えばビットコインとイーサリアム)が
管轄外なのかを明確化するガイドラインを暗号業界向けに発行していました。
引用元:UK Finance Watchdog’s Crypto Investigations Up By 74% in 2019