Donald J. Trump氏は木曜日、彼が米国で大統領になって以来、初めて暗号資産についてコメントを出し、
仮想通貨を“お金ではない”、そしてドルとの相関における高すぎるボラティリティに言及しながら、
仮想通貨の“ファンではない”とツイートしました。
Trump大統領はさらに、連投するツイートの中でFacebookのLibra仮想通貨プロジェクトに対しても
”地位もしくは信頼性は、ほとんど獲得しないだろう”と批判しており、
米国の規制当局にもFacebookに対する規制を提案しています。
もしFacebookと、その他企業が銀行業を行うとするなら、
彼らは国内外の、その他銀行のように新たな銀行設立免許証の取得と、
銀行規制に応じる必要があります。
(Facebookの子会社であり、仮想通貨向けウォレット開発をサポートしているCalibraは、
金融犯罪捜査網のマネーサービスビジネスに登録されています。)
トランプ大統領は以前、Facebookと他のソーシャルメディアマーケットが並んで、
右派のフィギュアヘッド等を禁止する行動に対して批判を行っていました。
しかしながら今まで彼は、Facebookの仮想通貨プロジェクトについては議論したことがありません。
同社が、Libraに関するホワイトペーパーと、サポートドキュメントをリリースしたのは先月のことです。
大統領は、こうした関心事に対して説明するために、木曜日の早い段階で、
“ソーシャルメディアサミット”を開催していました。
米国中の規制当局者等と議員等が、来週予定されている上院銀行委員会と下院の金融委員会による
Facebookのブロックチェーンを主導するDavid Marcus氏に対するヒアリングに注目しています。
上院委員会は特に、Facebookが追跡しているユーザーデータとプライバシーに関して述べており、
5月にはオープンレーターを同社に向けて公開状を送っています。
Marcus氏は、今週の早い段階で議員等に対してFacebookは、
いかなる個人的な金融経歴も収集していないと返答しました。
水曜日には、連邦準備制度理事会の議長であるJerome Powell氏もまた、
Liberaは、とりわけ他の問題の中でもFacebookがマネーロンダリング対策と、
身元確認手続きに対処するまで、次に進むべきではないと発言しています。
Powell氏の演説の中で、金融安定も1つの要因であり、
この他には、両院の議員から質問された、Facebookがプロジェクトと提携した企業を、
スイスに設立した事実も含まれています。
Facebookは、Trump大統領のコメントに対するコメントは断っています。
違法な行い
木曜日のツイート中で、Trump大統領は、特に薬物追跡を引用しながら、
仮想通貨を違法な動きに利用するポテンシャルに狙いを定めました。
“非規制下の暗号資産は、違法な行いを助長し、
これには、薬物取引とその他違法な行動が含まれています”と話しました。
最後のツイートで、彼は下記のように付け加えています。
私達は、米国内で本当の1つの通貨だけを保有し、独立性と信頼性において、
これまで以上に強力なものです。
世界において、支配通貨とは最も程遠い場所に位置しており、これまでもそのままでしょう。
それは、米国ドルと呼ばれているものです!
木曜日に先立ち、Trump大統領はまだ仮想通貨に介入していないものの、
彼の財務長官は、仮想通貨規制の大部分に対する強力な提案者です。
Steven Mnuchin財務長官は、2018年の始めから、より大部分の暗号資産規制を要求しており、
次回3月に開催(と同時に)されるG20中に、この問題の取り上げを求めています。
今年、マネーロンダリングに関する金融作業部会は、中央銀行等に向けてガイドラインを発行し、
身元確認情報の収集実施の厳格化を要求しています。
米合衆国財務省は、6月の終わりまでFATFの総会を開催しています。
“私達は、仮想通貨が秘密番号口座と同じようなものになることは認めず、
[そして]正しい使い方は認めますが、違法に利用され続けることには我慢なりません”
Mnuchin氏は、規制の発動に先立ち所見を述べました。
対照的に、大統領主席補佐官のMick Mulvaney氏は以前、さらに緩やかな規制フレームワークを要求しており、
“もし私達が過度な規制と市場への参入を思いとどまらせれば、
それは悪い結果となるでしょう”と話していました。
引用元:US President Donald Trump Says He’s ‘Not a Fan’ of Bitcoin