仮想通貨と言えば、中国系の新興通貨が目立ちますが、
今回は、OmiseGo(オミセゴー)というタイ発祥の、
仮想通貨について調べてみました。
少し変わった名前の仮想通貨ですが、
一体中身はどんな通貨なのでしょうか?
特徴や将来性、どこで購入できるか等、
調べてみたので、ぜひ参考にしてみて下さい。
OmiseGO(オミセゴー)とは?
OmiseGOは、タイ発の仮想通貨で、
その公開は2017年6月です。
OmiseGOは、ERC20準拠のトークンで、
オンライン決済システム「Omise」で利用される
決済に特化した仮想通貨です。
2018年5月現在、OmiseGOは、仮想通貨時価総額ランキング、
22位と、かなり上位に位置しています。
Omiseは、日本人起業家である、長谷川潤氏がCEOを務める
「Omise Holdings Pte.Ltd」によって開発されました。
その背景には、東南アジアならではの事情あります。
というのも、東南アジアでは、
自分の銀行口座を持っていなかったり、クレジットカードを
所有している人が少ないという問題がありました。
ただ、モバイル端末は普及していた為に、
Omiseの登場によって、
銀行口座やクレジットカードを持っていない人でも、
ブロックチェーン技術を利用して、
簡単に通貨の送受金が可能となったわけです。
OmiseGO(オミセゴー)の特徴は?
決済用の仮想通貨であれば、いくつかありますが、
OmiseGOには、独自の特徴があります。
ここでは、OmiseGoの特徴をご紹介します。
特徴その1:銀行口座やクレジットカードが不要に?
これまで、通貨の送金には、複数の金融機関を仲介する必要がありました。
しかし、OmiseGOでは、全ての決済サービスを、
ブロックチェーンで管理することで、国内外問わず、
スマートフォンさえあれば、送受金が可能となりました。
どこの国へ行っても、銀行口座があろうがなかろうが、
どこでも決済が可能になったというわけです。
特徴その2:PoSを採用
OmiseGOは、そのコンセンサスアルゴリズムとして、
PoS(Proof of Stake)を採用しています。
PoSであれば、マイナーの偏りも避けることができ、
大量の電力を消費したり、高価なパソコンを用意する必要はありません。
また、OmiseGOを保有しているだけで、
手数料を配当を受け取ることが出来るので、
ユーザーからしたら嬉しいことばかりですね。
特徴その3:イーサリアムがベース
OmiseGOの根幹は、イーサリアムがベースとなっています。
色んな国、色んな端末からOmiseGOが利用されるということは、
様々な決済手段を経由するということです。
いちいちOmiseGOと、その他の通貨を交換していると、
大変なことになってしまいます。
そこで、Omiseでは、ひとまずイーサを媒介として、
最終的な決済は、OmiseGOのブロックチェーン、
OMGブロックチェーンを活用します。
トークンの交換には、スマートコントラクトが活用され、
自動的に通貨と通貨のやり取りが完了します。
特徴その4:開発メンバーがスゴイ
OmiseGOのアドバイザーには、あのイーサリアムの創業者である、
Vitalik Buterin氏が参加しています。
仮想通貨に関する豊富な知識を持ち合わせる人が
アドバイザーを務めているので、Omiseは、
かなり期待できるプロジェクトと言えますね。
OmiseGO(オミセゴー)はどこで購入できる?
残念ながら、OmiseGOを取引出来る取引所は、
日本にはありません。
Binanceや、Bittrexと行った海外の取引所に、
一度日本の取引所から、ビットコインやイーサリアムといった
基軸通貨を送金し、そこから取引開始となります。
OmiseGO(オミセゴー)の将来性は期待値大?
OmiseGOは、東南アジアを中心に展開する決済サービスです。
東南アジアの発展は近年目覚ましく、
経済成長率にすると、6%台の国もゴロゴロ誕生しています。
これらの国がもっと発展していけば、
必然的にOmiseGOを利用する人も増えてくるでしょう。
また、OmiseGO発祥のタイでは、マクドナルドが、
決済手段として正式に、OmiseGOを採用しました。
それほど、実需が伴っているということでしょうね。
タイを皮切りに、東南アジアのマクドナルドでは、
OmiseGOが広がっていくかもしれません。
その他、OmiseGOは、SBIやSMBCから出資を受けており、
非常に期待値の高い有望株と言えます。
既に実際の場面で利用されているOmiseGOは、
今後のさらなる発展が期待できますね!
まとめ
いかがだったでしょうか?
OmiseGOは、タイ発祥の決済システム「Omise」で
利用される仮想通貨のことでした。
東南アジアはまだまだ発展しているので、
今後の成長が見込めます。
また、日本でもキャッシュレス化が進みつつある為、
こうしたサービスが、将来的に日本でも利用されるようになるかもしれません。