1月の中旬に、大きなハッキング事件に見舞われた仮想通貨取引所である
クリプトピアは、取引サービスの再開を発表しました。
ニュージーランドを拠点とする同取引所は、水曜日にTwitter上に通知を投稿しました。
「私達は、安全と認可した40の仮想通貨ペアの取引を再開しました。
さらに今後、透明性のある通貨とともに、これらリストの拡大を続けていきます。」
同社のサポートページでは、利用可能な通貨ペアが公開されています。
1月16日、クリプトピアは、
「結果として重要な損害を起こすこととなったセキュリティー侵害の被害を受けた」と主張し
同取引所の機能をオフラインにしました。
それ以来、同社は地元警察にハッカーと失われた資産に対して助けを要請すると、
ハッキング事件に関しては、沈黙を貫いてきました。
クリプトピアは「私達は1月のハッキング事件の結果として被った損失額の影響を査定し続けいます。
現在では、最悪の場合でも、私達が保有する資産の9.4%が盗まれたと試算しています」と述べならが、
ハッキングによるおおよその損失を2月27日に公開しました。
しかしながら、同社は依然として影響を受けた仮想通貨の公式なドル評価額での損失を示していません。
ブロックチェーンのデータ解析企業はハッキング後、1000万ドルと同程度の、
イーサとERC20準拠のトークンが失われていた可能性があると推定しています。
3月4日より、クリプトピアはユーザーに、読み取り専用モードのみのサービスを提供し、
取引と継続注文のキャンセルといった、かなり限られた機能の利用を許可しました。
また3月17にユーザーに送られたレターでは、ハッキングによって資産を失ったユーザーには、
返金の準備をしていると述べています。
いくつかの仮想通貨取引を再開する一方で、
同社は依然として、法定通貨サービスとの問題を抱えています。
新しく更新されたページによると、ニュージーランドドルの預金と引き出しは、
”NZDT用のバンキング規定での問題のため、今のところ延期されました”とクリプトピアは公表しています。
さらに下記のように続けられています。
私達は銀行業者パートナーと緊密に協業し、
NZドルでの預金と引き出しを早期に再開できることを願っています。
解決策を見つけることが最優先であり、さらなる進展があれば私達のコミュニティに、
真っ先に知らせるでしょう。
引用元:Cryptopia Exchange Resumes Crypto Trading Amid Banking Issues