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イーサリアムクラシックとは?その特徴や将来性、イーサリアムとの違いは?

 

時価総額第2位を誇るイーサリアムですが、
その分裂によって誕生したのが、イーサリアムクラシックです。

2018年4月現在、時価総額ランキング17位と、
比較的上位に位置する仮想通貨なのですが、
イーサリアムクラシックとは、どんな仮想通貨なのでしょうか?

今回は、そのイーサリアムクラシックについて、
誕生の経緯や、イーサリアムとの違いについてまとめてみました。

ぜひ参考にしてみて下さい。

イーサリアムクラシックとは?誕生の経緯は?

イーサリアムクラシックは、イーサリアムから、
分裂し、2016年7月に新しく誕生した仮想通貨です。

ハードフォークによって誕生した通貨ですので、
新たなブロックチェーンが生成されたというこになりますが、
なぜ、イーサリアムクラシックは誕生したのでしょうか?

その誕生の経緯についてここではご紹介したいと思います。

The Dao事件

事の発端は、2016年です。

当時、「The Dao」という自立分散型の組織を実現するという
プロジェクトが、イーサリアムの
ブロックチェーンを用いて進められていました。

しかし、同年6月に問題が起こります。

The Dao上のシステムの問題を突いたハッカーによって、
約50億円相当のイーサリアムが流出してしまったのです。

これがいわゆる「The Dao事件」と呼ばれるものです。

この事態を解決すべく、イーサリアムの開発サイドでは、
色んな議論が当時巻き起こったのですが、
結論としては「ハードフォーク」が実施されることになりました。

ハードフォークとは、簡単に言うと、
イーサリアムの仕様を根底から買えるアップデートのことです。

このアップデートでは、
「イーサリアムを、不正送金前の状態に戻す」という、
法定通貨ではまず考えられないような手段が取られました。

イーサリアムのコミュニティはこの決断に同意し、
無事50億円の流出は「無かった」ことになったのです。

ただし、この決断に不服だったメンバーも当然います。

そもそも仮想通貨とは、中央に管理者を置かず、
みんなで管理・監視していく通貨です。

一部の人が中央集権的に通貨を操作していては、
現状の法定通貨との差別化が難しくなってきますよね。

そこで、ハードフォークに反対であったコミュニティによって、
新しく誕生させた通貨がイーサリアムクラシックというわけです。

イーサリアムとイーサリアムクラシックの違いはあるの?

イーサリアムのハードフォークによって、
不正送金を起こしてしまった「旧イーサリアム」は、
利用できなくなってしまいました。

そこで、ハードフォークに反対であったメンバーが集まり、
新通貨「イーサリアムクラシック」を誕生させます。

では、イーサリアムとイーサリアムクラシックには
どんな違いがあるのでしょうか?

ここでは、その違いを解説するとともに、
併せてイーサリアムクラシックの特徴もお伝えします。

Code is lawという理念

イーサリアムクラシックは、イーサリアムのコミュニティとは違い、
「Code is law.」(コードこそが法である)という、
コードを絶対視する理念があります。

これは、ブロックチェーンは、コードに則るべきであり、
特定の誰かによって運用されるものでは無いという
「非中央集権的」な考え方です。

ただ、この考え方で行くと、
The Dao事件では、約50億円相当のイーサリアムが
ハッカーの手に渡ることになります。

理念を大切にするか、それともコミュニティの多数決の意見を
大切にするか、非常に難しい問いが投げかけられています。

利用制限とセキュリティの向上

実はイーサリアムとイーサリアムクラシックは、
その機能に殆ど差がありません。

しかし、The Dao事件を受けて、
イーサリアムクラシックでは、安全性の観点から、
拡張利用の制限と、セキュリティの向上に力を入れています。

イーサリアムクラシックの今後と将来性

イーサリアムクラシックは、イーサリアム同様、
スマートコントラクトの機能を実装しています。

つまり、イーサリアムと同じように活躍できる可能性を
秘めているわけです。

イーサリアムクラシックベースのICOも
誕生しており、実用性は確かなようです。

さらにセキュリティの向上など、
より安全に利用できるというのは評価できる点ですね。

しかし、イーサリアムと殆ど機能が変わらない以上、
あえて、イーサリアムクラシックを利用する意味はありません。

コミュニティ規模も、イーサリアムに比べると
格段に小さく、その運営には少々、不安を感じます。

最近の好材料としては、2018年3月に実施された、
イーサリアムクラシックのハードフォークです。

このハードフォークでは、新通貨「カリスト」が
エアドロップで無償配布されました。

カリストは、イーサリアムクラシックと互換性があるため、
双方のプロジェクト同士が繋がることが出来るとしています。

どちらかが牽引する、もしくは両者で高め合うことができれば、
今後の発展に期待できそうですね。

まとめ

いかがだったでしょうか?

イーサリアムクラシックは、イーサリアムのハードフォークによって
誕生した新通貨です。

これといった差は無く、理念の違いや、セキュリティの違いなど、
大きな差はそうありません。

ただ、最近イーサリアムクラシックは、
ハードフォークによって、「カリスト」を誕生させましたので、
今後は、イーサリアムクラシックと併せて、
カリストの動向も注視していくと良いでしょう。