ネット通販大手の楽天が仮想通貨の発行を検討しています。
バルセロナで開催された、世界最大級の携帯通信イベント、
モバイルワールドコングレスで楽天のCEO、三木谷浩史氏は、
自社のポイントサービスの一部として使われる
「楽天コイン」の構想を発表しました。
三木谷氏は、同社のグローバルな顧客層拡大を狙い、
このプロジェクトを提案しています。
テッククランチによると、このイベントでは、
いつ楽天コインが公開されるかまでは明確にされませんでした。
しかし、最終的に楽天は、
「楽天トラベル」、「ビデオ・オン・デマンドサービス」、
「スマホ通信アプリのViber」、これらサービスを含む
同社のビジネス全般で、楽天コインを実用化する予定です。
「楽天コイン」は世界中の顧客を引き込むため、
為替相場を軽減し、より「ボーダーレス」な支払い手段として、
利用されることが展望されています。
同社は、既にそうした需要は見受けられると表明しています。
アマゾンとよく比較されがちな楽天は、
長い間、仮想通貨に関わってきており、その過去は
決済サービスのベンチャー企業Bitnetと提携して
ビットコイン決済の導入をした2015年まで遡ります。
その後は、Bitnetに投資し、続く2016年の買収では、
ベルファスト拠点のブロックチェーンラボを
設立、その際Bitnetのスタートアップメンバーから、
2人の前社員を引き抜きました。
楽天ブランドの仮想通貨が実現すれば、
楽天はネット通販において優位に立ち、世界的な顧客基盤も
さらに躍進するものと見られます。
テッククランチによると、このアイディアは、
2003年にスタートし、今や90億ドル相当分のポイントを付与した
ポイントサービスに、仮想通貨に興味がある層を
新規顧客として囲い込むことを目的として集中的にスタートします。
引用元:E-Commerce Giant Rakuten Is Launching Its Own Crypto
まとめ
楽天は、ブロックチェーン技術の研究を、
長期に渡って研究してきました。
国内大手の通販企業がもし仮想通貨を導入したら、
一番「現実的」に使われる通貨になるのではないでしょうか。
仮想通貨で、国内、国外問わず、
日常的に物を買うという未来も近いかもしれませんね。
今後の発展が楽しみです!