日本の電子商取引大手である楽天は、ビットコイン取引所を買収することで、
仮想通貨業界への参入を計画しています。
同社の声明によると、仮想通貨取引所「みんなのビットコイン」の
100%の株式譲渡契約に署名したと発表しており、
2億6500万円での買収になることがわかっています。
楽天は、「電子商取引所における仮想通貨ベース決済の役割や、
リアル店舗でのP2P 決済は、将来成長する」と確信しており、
下記のように付け加えています。
スムーズに仮想通貨決済を提供するために、
仮想通貨交換機能が、我々には必要だと信じております。
さらに、同社の買収は、同社が運営するFX証券会社において、
仮想通貨サービスを望む顧客の要望に応えることを意味しています。
2017年3月に立ち上げられた「みんなのビットコイン」は、
1月に起こったコインチェック事件以降、
金融庁の無許可仮想通貨取引所の1つとして、事業内容やセキュリティ向上を図り、
精査されていました。
この買収において楽天は、金融庁のライセンスを取得するために、
同取引所の内部システムの向上を狙っています。
8月31日に発表された声明によると、みんなのビットコインは、
2018年3月末の会計年度までに、約5000万の損失を出していました。
この買収取引は、以前楽天が、同社の抱えるグローバルユーザーをベースに
グループ拡大を狙った独自仮想通貨発行計画に続く出来事です。
楽天が、ビットコイン支払いを受け入れたのは2015年で、
それは、米国のビットコイン支払処理を行うBitnetとの提携が始まりでした。
引用元:Rakuten Is About to Buy a Bitcoin Exchange for $2.4 Million