主要なウェブブラウザであるFireFoXはまもなく、より広範な性能向上のため、
仮想通貨マイニングのマルウェアの自動ブロックを導入します。
オープンソースブラウザを提供する非営利組織であるMozilla財団は、
トラッカーや、その他、有害なプラクティスを、次のリリースで、
ブロックするつもりです。
アンチトラッキング機能のような特徴は、
FireFoxのNightlyベータ版で既に利用することが出来ます。
Mozillaプロダクト部門の副部長Nick Nguyen氏によると、
ユーザー体験を妨害する第三者のスクリプトを阻止することが目的だそうです。
個々人が利用していないコンピューターの電力をハイジャックし、
仮想通貨マイニングを行うスクリプトもまた、このカテゴリーに分類されます。
気づかない内に、ユーザー情報を特定できる、もしくは、
ユーザー体験の低下を招き、人を騙すようなプラクティスが、
当たり前になりつつある、とNgyuen氏は書き記し、下記のように付け加えています。
例えば、ユーザーの指紋を採取するようなトラッカーの技術は、
彼らに、デバイスプロパティを通じて、
密かにユーザーを特定できるようにしており、それはユーザー自身もコントロールできません。
ある他のサイトでは、ユーザーデバイスを利用して、
密かに仮想通貨マイニングを行うスクリプトを設置しています。
このようなプラクティスでは、Webが敵意を持たれる場所になってしまうでしょう。
将来のFireFoxでは、このようなプラクティスもデフォルトでブロックしていきます。
FireFoxのNightlyバージョンは、新しい特徴を持って、
機能性をテストするために、利用されるでしょう。
そして、もしテストが成功すれば、FireFoxのバージョン名である63のリリースから、
デフォルトで利用可能になります。
Mozillaはまた、OperaやGoogleを含む他のブラウザ開発にも参加しており、
ユーザー体験を最大限遅らせ、コンピューターに最低のダメージをもたらす
悪意あるマイナーから、ユーザーを守ろうとしています。
Operaは1月に、スマートフォン版のウェブブラウザをマイナーから守る
新製品を公表しており、その機能はデフォルトで動作します。
同社は、デスクトップ版においても、既に仮想通貨マイナーからの防御策を講じていました。
一方Googleは、いかなる仮想通貨マイニングアプリを、Play Storeから禁止しましたが、
サイト内に埋め込まれたスクリプトのブロックに関しては、
正式な声明は発表されていません。
引用元:Firefox Plans to Block Crypto Mining Malware in Future Releases