仮想通貨の根幹となるブロックチェーンは、
そのセキュリティの高さから、今では様々な場面で活躍しています。
今回ご紹介する、GXChainも、またブロックチェーンをベースに、
サービス展開を行う仮想通貨の内の一つです。
GXChainについて、特徴や将来性、
購入できる取引所についてまとめましたので、ぜひ参考にしてみて下さい。
GXChain（ジーエックスチェーン）とは？
GXChainは、中国が抱える問題を解決するために誕生した、
中国発のデータ取引市場の分散型プラットフォームです。
GXChainは、2016年8月に誕生した、
GXChain社によって運営されており、
2017年3月には、ICOを開始、同月末には無事ICOを終えています。
発行上限は1億枚となっており、通貨単位は、GXS、
現在、仮想通貨の時価総額ランキングは75位となっています。
コンセンサスアルゴリズムには、
特定のノードに承認作業を委任するDPoS（Delegated Proof of Stake）、
そして、PoCS(Proof of Credit Share)という独自の方法を
採用しています。
GXChain（ジーエックスチェーン）の特徴は？
では次に、GXChainの特徴を見ていこうと思います。
特徴その1：GXB分散化データ取引プラットフォーム
GXB分散化データ取引プラットフォームとは、
パブリックチェーンである、GXChainで構築されたアプリケーションです。
その特徴は、個人情報の保護や、データ偽装防止、データの著作権保護、
双方向匿名性などで、主な用途は、信用情報を扱う機関が対象です。
このプラットフォームの利用には、GXChainとの契約が必要ですが、
GXChainは、あくまでプラットフォームのみの提供なので、
GXChain側が、提供先の情報を取得することはありません。
分散化されて情報のやり取りを行うため、
従来以上に安心してデータの交換が可能になっています。
特徴その2：高速なトランザクション
GXChainは、その利用にビジネスシーンを想定しているため、
高速な取引が可能になっています。
具体的には、ブロックの生成速度は、3秒に1回、
1秒間の取引量は、10万回となっています。
ビットコインのブロック生成速度が10分に1回、
1秒間の取引量が7回と比べると、いかに実用的な
パブリックチェーンかがよくわかります。
また、現在世界で普及しているVISAは、1秒間に約5万件の
取引が可能とされています。
その倍の性能のあるGXChainは、今後VISAなどの
強敵となってくるかもしれませんね。
特徴その3：2つのコンセンサスアルゴリズム
GXChainは、その特徴として、
2つのコンセンサスアルゴリズムを導入しています。
一つは、先述の通りDPoSという方法です。
これは、トークンを保有するユーザーが投票を行い、
101のスーパーノードを選出します。
特定のノードに委任（Delegation）にすると、
承認するノードが少なくて済むので、結果として、
素早い取引が可能になります。
そしてもう一つは、PoCS(Proof of Credit Share)という
GXChain独自のコンセンサスアルゴリズムです。
これは、参考者のコミュニティへの貢献度を計算するアルゴリズムで、
データの取引に際しての手数料の調整を行う機能があります。
GXChain（ジーエックスチェーン）が購入できる取引所は？
GXChainは、残念ながら国内取引所では取引されていません。
そこで、海外取引所を活用したいところですが、
最近では、日本人向けサービスの停止を発表する取引所が増えてきました。
Binanceでは、GXChainを取引しており、
今のところ、日本人向けサービスの停止も発表していませんので、
そちらを利用すると良いでしょう。
GXChain（ジーエックスチェーン）の将来性は？
度々企業からの情報漏洩などが問題になりますが、
私達からすれば、非中央集権的なデータの管理はとても、
安心できるものとなるでしょう。
特に中国では、データ保護に関する環境や対策が、
まだ進んでいない所があります。
GXChainのニーズは必然的に高まっていくと思います。
ただ、データの安全性を謳うブロックチェーンプロジェクトは、
既にいくつか誕生しています。
データ保護に対するニーズが高まる中国で、
いかにGXChainが競争力を保てるか、これが今後の鍵になってくるでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか？
GXChainは、中国発のデータ取引市場の分散型プラットフォームを
提供する企業であり、パブリックチェーンの名称でした。
既に、GXChainを利用してのDAppsも開発されており、
着実に成長しています。
今後は、中国を中心に発展していくと思いますので、
気になる方は、中国のデータ市場を細かくチェックするといいかもしれません。
