今回は、Aelf(エルフ)という仮想通貨について、
その特徴や、将来性、購入できる取引所を調べました。
Aelfについて知りたい、投資を検討しているという方は、
ぜひ参考にしてみて下さい。
Aelf(エルフ)とは?
Aelfは、2017年12月に公開されたばかりの仮想通貨で、
イーサリアムように、プラットフォームを提供することを
目的としています。
プロジェクト名は、Aelf、
プラットフォーム内では、「ELF」が利用され、
発行上限は2億5000万枚となっています。
コンセンサスアルゴリズムは、DPoS(Delegated Proof of Stake)が
採用されています。
ちなみに、Aelfの時価総額ランキングは、
現在67位となっています。
Aelf(エルフ)の特徴は?
では、次に、Aelfがどんな仮想通貨なのか、
その特徴をご紹介するとともに、詳細をお伝えしていきます。
特徴その1:サイドチェーンの存在
Aelfでは、メインチェーンに加え、
サイドチェーンというものを取り入れています。
サイドチェーンとは、メインチェーンの外側に
別のチェーンを作ることで、送金手数料を抑えたり、
別の機能を加え拡張性を高める技術のことです。
Aelfはメインチェーンにサイドチェーンを加えることで、
メインチェーンとは別に、スマートコントラストを実行できます。
結果として、メインチェーンへの負担を大幅に軽減することが出来ます。
ちなみに、このサイドチェーン上では、
DAppsの構築も可能で非常に柔軟性のあるものとなっています。
特徴その2:DPoS(Delegated Proof of Stake)の採用
Aelfでは、そのコンセンサスアルゴリズムに、
DPoS(Delegated Proof of Stake)が採用されています。
Delegatedは、「委任」を意味し、
このDPoSでは、選任された代表者によって、
ブロックの承認権限が与えられます。
いわゆる間接民主制を取るこの方法では、
ノードが少なくて済むので、承認速度が非常にスムーズです。
分権的かは、意見が分かれるシステムですが、
スマートコントラストなどの作業を実行する上では、
より実行速度の速い環境が好まれるのは事実です。
特徴その3:クラウドコンピューティングの実現
米国大手企業のアマゾンは、AWSというクラウドコンピューティングの
サービスを提供しています。
これは、ユーザーがいちいちサーバーなどを構築しなくても、
ストレージや、レンタルサーバー、ソフトウェアのオンデマンドなどを
ウェブ上から利用できるサービスです。
Aelfは、このブロックチェーン版のクラウドコンピューティングサービスの
提供を予定しています。
事実、クラウド上で、フルノードを実行するとしています。
将来的には、いちいちブロックチェーンをダウンロードしなくても、
分散型の様々なサービスを、
ネット上から受けられるようになるかもしれませんね。
特徴その4:クロスチェーン
Aelfは、ビットコインやイーサリアムを初めとした、
他のブロックチェーンとのインターフェイスを保有しています。
いわゆるクロスチェーンと呼ばれるもので、
この機能を利用することで、異なる仮想通貨間の交換が可能になります。
取引所を利用することなく、直接仮想通貨を交換出来たり、
デジタル上の資産を、価値をそのままに交換することも可能です。
Aelf(エルフ)が購入できる取引所は?
Aelfは、残念ながら国内の仮想通貨取引所では、取引されていません。
海外の仮想通貨取引所であるBinanceに上場していますので、
そちらから購入すると良いでしょう。
しかし、Binanceは日本円の入金に対応していないため、
国内仮想通貨取引所、もしくはウォレットから
基軸通貨となるビットコインかイーサリアムを送金してから
取引を開始して下さい。
Aelf(エルフ)の将来性は?
仮想通貨は、通貨としての側面より、
ブロックチェーンの持つ信頼性に価値があると言ってもいいでしょう。
そのブロックチェーン上で稼働するスマートコントラストは、
ビジネスや医療、流通といった、信用の欠かせない場面で、
非常に有用なシステムです。
まだ仮想通貨は黎明期ですが、スマートコントラストが実用的に、
そして日常的に利用されるようになれば、
トランザクション量は増加することが予想できます。
その時、メインチェーンのみでスマートコントラストを実行する
イーサリアムは、果たして現場で活躍できるかとても疑問です。
そうした将来が訪れた時、サイドチェーンを活用できる
Aelfは、かなり強みがあると言えるのではないでしょうか。
しかし、サイドチェーンを持つ仮想通貨には、Liskなどもあり、
今後は差別化が必要となるでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
Aelfは、イーサリアムように、プラットフォームを提供することを
目的としています。
サイドチェーンという仕組みを取り入れることで、
メインチェーンへの負担を下げることを出来る点は、
非常に画期的です。
またクロスチェーンも可能であり、将来的に、
様々な仮想通貨をつなげ、流動性が高まることが期待されます。