今回は、仮想通貨のHshare(エイチシェア)について、
その特徴や将来性、購入できる取引所について調べてみました。
Hshareについて知りたい、気になる、という方は、
ぜひ参考にしてみて下さい。
Hshare(エイチシェア)とは?
Hshareは、2017年に公開されたばかりの比較的新しい仮想通貨で、
仮想通貨同士の交換をスムーズに行うために始動したプロジェクトです。
そのため、Hshareには、
様々な仮想通貨の機能を詰め込んでいるという特徴がありますが、
それについては、後述します。
仮想通貨の時価総額ランキングは現在、58位、
通貨の略号には、HSRが用いられ、
発行上限は、8400万HSRとなっています。
コンセンサスアルゴリズムには、PoW(Proof of Work)と、
PoS(Proof of Stakes)のハイブリッド型が採用されており、
発行枚数の25%ずつが、PoWとPoSに割り当てられます。
Hshare(エイチシェア)の特徴は?
では次に、Hshareの特徴を見ていきましょう。
特徴その1:橋渡し役として登場
2009年にビットコインが誕生して以降、
仮想通貨は、その数を増やし続けています。
CoinMarketCapという、仮想通貨の時価総額ランキングを
公開しているサイトには、現在1890もの銘柄が登録されているくらいであり、
その数の多さが伺えます。
結果として、取引所の介入が必要であり、
現在仮想通貨の交換には、取引手数料が必要となっています。
そこでHshareでは、様々なブロックチェーンを繋ぎ、
スムーズに交換できるプラットフォームの構築を目指しています。
特徴その2:匿名性を高める機能
Hshareは、その匿名性を高めるために、
「ゼロ知識証明」という方法が採用されています。
ゼロ知識証明とは、あることを正しいと相手に証明する場合、
相手には、「このことは正しい」ということ以外は、何も伝えず、
証明する方法です。
この技術によって、仮想通貨において個人情報と紐付いてしまうかもしれない、
送金アドレスや、受金アドレス、さらには取引額も伏せて、
取引を可能になります。
この技術は、匿名性通貨で有名な、Zcashにも採用されています。
特徴その3:DAGを採用
仮想通貨のベースはブロックチェーンですが、
最近では、ブロックチェーンの問題を克服した、
「DAG」という技術が採用されるようになりました。
ブロックチェーンは、取引履歴をブロックにまとめ、
次のブロックへと繋いでいく、単一方向の技術です。
一方DAGは網目状に、そして様々な方向に、
取引履歴を結んでいくことができます。
なので、ブロックチェーンのように、一つ前の取引承認を待つ必要が無く、
取引に遅延が発生することはありません。
また、DAGには「マイナー」という概念がありません。
取引を承認してもらうには、取引をする人が、
過去の取引を承認する必要があるためです。
結果として、マイナー不足などが無いので、
スケーラビリティ問題にも対応しています。
現在、仮想通貨の中には、このDAGを中心とするものも誕生しており、
Hshareでは、ブロックチェーンに加え、
このDAGも採用しています。
Hshare(エイチシェア)が購入できる取引所は?
Hshareは、国内仮想通貨取引所では扱われていないので、
海外の仮想通貨取引所で購入するしかないようです。
Hshareは、BinanceやKucoinで扱われていますが、
Kucoinは、日本人向けサービスの停止を発表しています。
ですので、Binanceへ、国内仮想通貨取引所、もしくは、
ウォレットから、基軸通貨となるビットコインやイーサリアムを
送金してから取引所開始となります。
Hshare(エイチシェア)の将来性は?
Hshareが、もし、ブロックチェーン同士、
DAG同士、ブロックチェーンとDAGの橋渡し役として、
成功すれば、かなりの需要が期待されます。
現在、仮想通貨を交換する主要な方法は、
仮想通貨取引所を利用するしかないからです。
ただ、やはり開発が難しいようで、
開発に遅延が出ているようです。
他にも、仮想通貨同士の交換を直接可能にする
クロスチェーンプラットフォームを標榜するプロジェクトは
いくつかあります。
今後、少しでも早く実現できるかが鍵になってきそうですね。
まとめ
いかがだったでしょうか?
Hshareは、仮想通貨同士の交換をスムーズに行うため、
ブロックチェーンや、DAGを採用する仮想通貨のやり取りを可能にする
プロジェクトの名前でした。
ターゲットは、仮想通貨利用者の全てですので、
もし、実現すれば相当な需要が期待できます。
現状、これといって成功したクロスチェーンプラットフォームが無いため、
真っ先に成功すればかなり有利に立てるでしょう。
ただ、開発は難しいようで、開発に遅延が出ているのも事実です。
今後とても注目したいプロジェクトですね。