中国当局は、仮想通貨のマイニングを密かに行うために、
大量の電気を盗んだとして、容疑者の男を逮捕しました。
中国東部に位置する安徽省(あんきん)の地元警察は、
地元電力網企業の急激な電力利用上昇の報告を受け、
ビットコインやイーサリアムのマイニングに使われた
200台以上ものパソコンを押収しました。
容疑者は、電力会社が警察に、電気泥棒の警戒を出した
2018年の4月から5月にかけて、150,000kWを盗んでいました。
報じられるところによると、容疑者は、
マイニングでお金を稼ぎたかったと警察に話しているようです。
彼は、ハードウェアを4月に購入しましたが、
その後、電気代が6000元(約10万円)になることが発覚、
その結果、逮捕時の彼に、マイニングによる利益はありませんでした。
電気泥棒による中国でのビットコインマイナーの逮捕は、これが初めてではありません。
4月には、少なくとも同様に、2つケースで拘束者が出ています。
その他の例としては、天津市(てんしん)でも、
別個でそれぞれ6人の逮捕者も出ていました。
さらに警察は、600人ものの仮想通貨マイナーが地元電力網会社から盗んでいると
疑惑の目を向けており、新華社通信は、これを「ここ数年で最大の電気泥棒」と報じています。