スウェーデンの中央銀行は、コンサルティング企業のAccentureとe-クローナの
パイロットプロジェクトを始動しました。
Riskbankは、e-クローナに向けた技術的可能性の理解が広がることを望んでおり、
これは明らかな中央銀行デジタル通貨(CBDC)への歩みとなると発表しています。
この任務は、どのようにe-クローナがテスト環境の中で機能しうるか、
より明確にすることを目的としていると、同行は声明中で発表しています。
e-クローナパイロットプロジェクトの最初の1年間、この技術的なプラットフォームは、
携帯電話からカード、もしくはスマートウォッチまで、e-クローナを使った決済を可能にする
ユーザーインターフェイスが開発される予定です。
このプラットフォームは、決済サービスプロバイダー、小売店、
そしてその他スイスの決済システムの模擬的な実験が含まれることになります。
Riskbankの広報担当者は、「この任務は、合意の合計最大期間が7年となるため
延長の可能性を伴いながら、2020年まで継続します。」と話しています。
「もしRiskbankがe-クローナのパイロットプロジェクトの延長を選べば、
e-クローナは、機能の増加と、さらなるテストを行いながら、さらに開発されることになるでしょう。」
「Riskbankは、e-クローナの発行の決定には、まだ踏み切っていません。」
公的調達については、11の参加希望があり、
Riskbankは、入札を行ってもらうためにその中から3つのサプライヤーを選びました。
Riskbankは、年末より前に合意に達する方針です。
e-クローナのポテンシャルに関する過去の声明の中で、Riskbankの広報担当者は、
「紙幣と硬貨の利用は、社会の中で減少してきています。」と話していました。
「同時に、電子マネーと決済方法に関する技術的な前進は急速に進んでいます。」
「それゆえRiskbankは、スウェーデンクローナ、いわゆるe-クローナと呼ばれる
電子的な形態で利用できるようにする必要があるかどうか調査してしています。」