韓国ニュースサービスのNews1の報告によれば、韓国の株式会社カカオは、
同社仮想通貨の取引所上場を検討していますが、同国内でのトークン上場は不可能かもしれません。
Klayトークンの取引の可能性として、2つの取引所(1つは中国に、もう1つは韓国)を検討している一方で、
同国内での取引プラットフォーム選択は、政府によって阻止される可能性があります。
News1が匿名の役人による発言を引用した内容では、カカオはあまりに大きくなり過ぎて無視できず、
そして取引を許可することは難しいとのことです。
公正取引委員会の直近データによれば、カカオは36番目に巨大なコングロマリットであり、
資産として10兆ウォン(88億ドル)を保有しています。
同社は、金融からエンターテイメントまでの全てを手掛けており、
カカオトークインスタントメッセンジャーアプリは、4億人以上のユーザーがいると報告されていますが、
たったの約10%しか実際に利用していないと見なされています。
カカオの子会社であるGround X は、Klayをサポートする予定のKlipウォレットを開発しています。
Klipは、カカオトーク上で利用できるようになる予定です。
韓国政府は、2017年と2018年の狂ったような取引以来、暗号業界を不安視しており、
2017年9月にはICOの禁止、そして取引操業に向けた仮想通貨取引所の適切な銀行口座開設を難しくさせ、
法定通貨との交換を困難にさせました。
取引所による通常の法人口座やオフショアでの通貨取引といったグレーな領域での活動は積極的に許可する一方で、
News1の筋書きでは、当局はカカオを見て見ぬふりはしないだろうことを示唆しています。
どのようなものの上場も、同国では180度転換することになるでしょう。
Ground XのCEOであるJae-Sun Han氏は、2018年の後半に、Klayは取引所では取引されず、
同社のKlaythパブリックチェーンの活用を模索するために開発者等に向けて設計されたものと話していました。
Han氏は、金曜日にソウルで開催されたカカオデベロッパーズカンファレンスで、
同社のKlipウォレットは、第4四半期で、公式に導入されるだろうと強調して述べました。
引用元:South Korea’s Kakao May List Its Klay Cryptocurrency on Chinese Exchange