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ベラルーシ拠点のセキュリティートークン取引所、Currecy.comが公開

 

ベラルーシを拠点とした、トークン化された証券を取り扱う取引所である、
Currency.comは、1月からベータ版を公開した後、5月3日に取引所を公開しました。

 

 

このプラットフォームは(この類の取引所は世界初と公言している)、
投資家等に、トークン化された金融商品を直接取引できるようにしており、
ビットコイン(BTC)もしくはイーサリアム(ETH)で直接入金することができます。

 

 

Currency.comは、iOSとAndroid双方に対応したアプリもリリースしており、
これによりユーザーは、外出先からでも同取引所にアクセスすることができます。
その他にも利確や損切りにおいて、50%のマージンを含めるなどの特色も追加しています。

 

Currency.comのCEOであるIvan Gowan氏は、次のように話しています。

 

 

トークン化された証券の登場は、投資家等の仮想通貨の使い道を完全に変えてしまうでしょう。
株式の価格と暗号資産をリンクすることは、ビットコインとイーサリアムを所有する人が、
明白な形で、これまでの金融市場にアクセスできる方法を提供します。

 

 

同取引所によれば、世界中の投資家に1000個のトークン化された証券を提供中とのことです。
(ただし米国と、マネーロンダリングに関する金融活動作業部会のブラックリストに載ってい国を除く)
この取引所は、イギリスの金融行動監視機構と、キプロス証券取引委員会の規制下の姉妹会社である、
Capital.comが、基礎的な技術を提供しています。

 

 

Currency.comによると、トークン化された証券は、
グローバル株式、商品価格指数のような、一般的な金融商品の原市場価格に合わせるように
作られていると、アナウンス中で説明しています。

 

”例えば、NASDAQのApple社株の価格を反映したトークンをユーザーは
Apple株と同等の経済コストと利益で、購入することができきる”と説明しています。

 

 

TechCrunchに公開された内容の一部によれば、
Currency.comは、トークン化されたベラルーシの国債も発行しており、
今後、政府協力の債券を追加する計画もあるようです。

 

 

同社は以前、ベラルーシの法律と、AML(マネーロンダリング対策)やKYC(本人確認)の
ルール、EU一般データ保護規則を完全に遵守したブロックチェーンビジネスだと話していました。

 

 

アナウンス通り、Currecy.comは、一月あたり2000万ドルの取引量があり、
1月15日に発表されたベータ版に5000人のユーザーが登録に成功しています。

 

 

このプラットフォームは、暗号資産払いにおいて、
トークン化された証券を取り扱う最初の事例かもしれませんが、
ジブラルタル証券取引所は、4月上旬にトークン化された株式を上場させることを発表していました。
昨年の夏には、シンガポール取引所がこれと似たようなプラットフォームを計画している一方で、
スイスのSIX取引所は、すでに開発段階にありました。

 

 

引用元:Tokenized Securities Exchange Currency.com Launches to the Public