ソーシャルメディア大手のFacebookは、VISAとMastercardを含む企業との話し合いで、
法定通貨に裏付けられた仮想通貨のサポートと投資を計画していると言われています。
ウォール・ストリート・ジャーナルが木曜日に報じた内容から引用すると、
”この事柄に、人々は詳しくなっている”とし、Facebookは、1年以上取り組んできており、
今にもステーブルコインを基盤とした決済プラットフォームをリリースするようです。
この試みは、内部では”Project Libra”と呼ばれており、
同社の何十億というユーザーに、オンライン購入や送金を目的とした仮想通貨の開発が狙いのようです。
報道によれば、VisaやMastercardに加えFacebookは、
ステーブルコインのボラティリティを抑える担保として、10億ドルを調達するため、
金融サービス企業のFirst Data Corpとも話し合いの場を設けています。
また、報道によれば、
資金を集め、そしてサポートと計画しているステーブルコインを受け入れてもらうため、
Facebookは、eコマースの企業とも話し合っているようです。
さらにFacebookは、広告主の宣伝にトークンを受け入れ、その後、
さらなる広告の支払いにも対応するとのことです。
さらに特筆すべきは、Facebookは、
売り手が銀行への取引や決済業者、そしてネットワークに支払うとされる手数料の2%〜3%といった
搾取やカード決済手数料の排除も狙っていると言われています。
”もし成功すれば、このプロジェクトはカードネットワークの優位性をグローバルな決済の場で、
脅かすことになるだろう”そうWSJでは報じられています。
昨年12月、2014年にFacebookが取得したメッセージアプリであるWhatsAppは、
法定通貨に裏付けられた仮想通貨を通してユーザーが送金を可能しており、
これにより同社は、インド市場に焦点を当てていました。
バークレイズの分析家であるRoss Sandler氏は最近、
Facebookの仮想通貨プロジェクトは、30億ドルから190億ドルの範囲で、
2021年までに追加的な利益を生み出すだろうと予想しています。
同社がブロックチェーン部門を立ち上げたのは2018年のことで、
これはブロックチェーン技術を意図的に研究するためです。
それ以来、同社は新規雇用によってブロックチェーンチームを拡大してきました。
現在は、法律専門職やデータエンジニア、マーケティング管理、その他多くの職種を含む、
ブロックチェーンに関連した22のポジションが公開されています。
今年のはじめには、Facebookは、
シャーディングとして知られるプロセスを通じて、ブロックチェーンのスケーリングを行う、
スタートアップのChainspaceから新しくスタッフを雇っていました。
引用元:Facebook in Talks to Build Ecosystem for Planned Stablecoin: WSJ