ジャガーランドローバーは間もなく、
自身のデータをシェアしたドライバーが仮想通貨を稼ぐことができるサービスを始めます。
ナビゲーションプロバイダーや、地方の交通局への渋滞状況のような道路状況を、
自動で報告するブロックチェーンテクノロジーを、ユーザーに許可することで、
IOTAトークンを受け取るという試験を同社は現在行っています。
このようなイニシアティブは、非営利団体のIOTA財団との提携を通して行われたと
ジャガーランドローバーは、月曜日に発表しました。
同社によれば、”スマートウォレット”技術を利用することで、報酬として得た仮想通貨は、
コーヒーの購入から通行料金、駐車料金やバッテリーチャージに利用できるとしています。
また、このウォレットは従来的な支払い方法にも対応するそようです。
ジャガーによれば、この技術を搭載する車は、通信を含むIOTAのタングルと呼ばれる分散型技術を通して
データを提供するため、IoT（internet of things）を装備するとのことです。
そして、そうしたデータは、適切な都市の交通当局に送信されることになります。
例えば、もし倒木によって道路が塞がれているケースや、交通事故が起こった場合は、
車両間でコミュニケーションを取ることができ、また地域の正確な天気情報も提供します。
このパイロットは、シャノンにおいてオートジャイアントの
ソフトウェアエンジニアリングセンターで実施されており、
ジャガーFスペースとレンジローバーベラールを含む、いくつかの車と技術統合を行っていました。
ソフトウェア設計者のRussell Vickers氏は、次のように話しています。
将来の車は、オーナーがシェアリングエコノミーに参加するかどうか選択でき、
他の車に交通渋滞を知らせるような有益なデータを共有し、お金を稼ぐ一方で、
車はチャージステーションへ、リチャージと支払いを自律的に行うようになるでしょう。
遡ること2017年、ジャガーランドローバーが支援するブロックチェーンスタートアップの
DOVUは、位置情報や旅をした距離、そして天気状況といった流動的なデータを共有することで、
ユーザーが報酬を得るブロックチェーンプラットフォームを計画していました。
引用元：Jaguar Land Rover Plans to Give Drivers Crypto in Return for Their Data
