今回は、仮想通貨のiCash(アイキャッシュ)について調べ
記事にまとめました。
iCashがどのような通貨なのか気になる人は、ぜひ参考にしてみて下さい。
目次
iCash(アイキャッシュ)とは?
ブロックチェーンは、絶対にハッキングや改ざんが許されないなどの
メリットがありますが、その一方で、嘘の情報を記録してしまった場合は、
訂正することが不可能になってしまいます。
そうした問題を解決するために始動したのがiCashです。
イーサリアムベースで開発されており、
通貨単位には、ICASHが用いられます。
コンセンサスアルゴリズムには、PoT(Proof of Trusut)が採用されています。
iCash(アイキャッシュ)の特徴は?
では次にiCashの特徴を見ていくとともに、その詳細を見ていきましょう。
PoT(Proof of Trust)の採用
多くの仮想通貨には、PoW(Proof of Work)やPoS(Proof of Stake)が採用されており、
このおかげで、データを安全に分散化し、保存することができます。
ブロックチェーンをハッキングし、改ざんすることは、現在不可能と言われており、
その信頼性が仮想通貨の担保となっている側面があります。
しかし、これは裏を返せばデメリットでもあり、
一度書き込まれた情報は、修正することが不可能ということになります。
つまり現状のブロックチェーンは、トランザクションなどの確認作業を行っているものの、
その中身の信頼性は、十分に検証できていないわけです。
そこで、iCashでは、PoT(Proof of Trust)プロトコルを用いることで、
正しい情報が、ブロックチェーンに書き込まれることを可能とします。
そもそも書き込まれる情報に誤りがあってしまっては、いくらブロックチェーンのシステムが良くても、
信頼性が高いと評価するわけにはいきません。
iCashは、ブロックチェーンに対する信用度をより一層高めてくれるものとなるでしょう。
レピュテーション・アルゴリズム
iCashでは、検証への参加者を「レピュテーション・アルゴリズム」というもので、
ランク付けを行います。
そして、そのランク付けの中で、一番信頼性の高い参加者に、
データの検証を行わせ、そのインセンティブとしてiCashを付与します。
PoWでは、計算、PoSでは仮想通貨の保有量が報酬に繋がっていましたが、
PoTでは、信頼性が報酬に繋がるようですね。
様々な仮想通貨での拡張も視野に
iCashは現在、イーサリアム、EOS、NEOにiCashのPoT技術を載せるように
注力しているとしていますが、これらの仮想通貨に限定されず、
どのブロックチェーンでも稼働できるようなプラットフォーム構築を行っているとのことです。
また世界100ヶ国で、70もの特許を取得しているiCashは、
世界中から誕生する仮想通貨に利用される可能性が非常に高いです。
将来的には、どの仮想通貨にも信頼性の高い情報が書き込まれ、
スマートコントラクトが正しく機能する未来がやってくるかもしれませんね。
法的な問題もクリア?
iCashは、アメリカの法律事務所であWilson Sonsiniと、世界最大の会計事務所である
デロイトトウシュ トーマツとともに、
世界の20を超える国や、現在のアメリカや国際法のコンプライアンスを遵守するために、
共に働いています。
現在の仮想通貨業界は、世界的にみてもまだまだ法整備が追いついていないので、
こうした大手企業と提携は、かなりの安心材料と言えるでしょう。
iCash(アイキャッシュ)はどこで購入できる?
iCashのICOはすでに終了しており、公式サイトの購入ページも、
現在メンテナンスモードとなっており購入することができません。
ICOの再開を待つか、取引所への上場を待つ必要があるようですね。
iCash(アイキャッシュ)の将来性は?
ブロックチェーンの信頼性がいくら高くても、結局のところ検証を行うノードに問題があれば、
正しい情報を記録することはできません。
これでは、せっかくのブロックチェーンも意味をなさなくなりますし、
スマートコントラクトも信頼出来なくなります。
そうした点を考えれば、iCashのもつPoTプロトコルは、
どの仮想通貨に必要なものとなるでしょう。
将来的に、iCashのPoTを導入したいという仮想通貨が増えれば増えるほど、
その需要が高まり、価値の向上が期待できますね。
まとめ
いかがだったでしょうか?
iCashは、PoTを用いることで既存のブロックチェーンの問題点を
克服してくれる仮想通貨です。
既存のブロックチェーンは、「正しい情報が記録される」という大前提に問題があるため、
100%安心できるというものではありません。
正しい情報を記録した上で、改ざんができないブロックチェーンこそ、
本当の意味で実用性があるのではないでしょうか。
今後のiCashの普及が楽しみですね。