イーサリアムの生みの親であるヴィタリック・ブテリン氏が、
バーゼル大学から名誉博士号を授与されました。
30日、今やヴィタリック・ブテリン博士となった彼は、同大学のビジネス経済学部から、
ブロックチェーンを作り上げた功績を認められ、
Dies Academicus(年に一の大学創立を記念する式典)で、評価されました。
同大学のビジネス学部の学部長を務めるアレキサンダー・ベレンツェン教授はこう話しています。
「ヴィタリック氏が生み出したブロックチェーンの技術革新は、転地をひっくり返すほどのものだ。
彼は、科学と企業が共にたどるべき、そして手を取り合って進むべきレールを敷いてくれたのだ」
同学部が発表した声明では、博士号を授与した理由は
「比類ないクリエイティブと革新を兼ね備えた発明家で、
現代のIT革命が起きるうえで決定的な役割を担った人物であるからだ」としています。
加えて、ヴィタリック氏のゲーム理論や経済的刺激、ガバナンスに関する研究は同学部と、
さらには同大学のイノベーティブ・ファイナンスセンターにも共有されることになるそうです。
ヴィタリック氏は声明中で
「スイスの最も歴史あるバーゼル大学から、名誉博士号を授与されたことは光栄に思います。
もっとも、スイスは、革新的なブロックチェーンの研究に力を注いでいることでよく知られているからなおさらです」
と語っています。
彼はたった19歳のときに
「Ethereum: A Next Generation Smart Contrast & Decentralized Application Platform」
という論文を発表しています。
これは後々の画期的な分散型ソフトウェアアプリケーションにつながっていくと同学部は指摘しています。
また、これまで彼の研究は、大学の学位や大学とは何のつながりもなく発表されてきたものでした。
この受賞のニュースは、イーサリアムが
新しいイーサリアムx1へのアップグレードを検討しているという情報とともに入ってきたものです。
このイーサリアムx1とは、プラットフォームを短期から中期的に拡大しようとしているものです。
引用元:Vitalik Buterin Awarded Honorary Doctorate from University of Basel