今回は仮想通貨ウォレットであるElectumについて、どんなウォレットなのか
詳しく調べてみました。
Electumが気になるという方は、ぜひ参考にしてみて下さい。
目次
Electrumとは?
Electrumとは、パソコン上にダウンロードして利用する
デスクトップウォレットであり、Windows始め、MacやLinuxにも対応しているウォレットです。
また、Android版にも対応しており、Google Playからダウンロードすることも出来ます。
またブロックチェーンを全てダウンロードする必要は無く、サーバーを通して
アクセスするため、軽量なウォレットとして機能します。
一応デスクトップウォレットなので、インターネット接続時は、
ハッキングのリスクに晒される危険性があるので注意が必要ですが、
コールドストレージ機能も備えているので、オフラインでは安全に仮想通貨を保管できます。
対応通貨はビットコインのみとなっており、
他の仮想通貨には対応していません。
ElectrumはSegwitに対応
ElectrumはSegwitに対応している仮想通貨ウォレットです。
Segwitにウォレットが対応すると、実際にどんなメリットがあるかというと、
マルチシグに対応している点です。
マルチシグとは、簡単にいうと、複数の鍵を設定することで、
仮想通貨の流出を防ぐ機能です。
金庫も複数の鍵が設定されている方がいいように、
仮想通貨ウォレットも複数の鍵で守られているほうが安心ですよね。
Electrumを利用するメリットは?
Electrumは、プラットフォームがWindows、Mac、Linuxと
どのパソコンプラットフォームでも稼働できるようになっているため、
ユーザーを選びません。
またAndroid版もありスマホユーザーでも利用できるようになっています。
さらに、Electrumはセキュリティ面で非常に優れており、
マルチシグを採用しています。
仮想通貨取引所で、たびたび仮想通貨流出が問題になってきましたが、
これは鍵を一つしか設定していない、シングルシグというものが原因でした。
一方、Electrumでは、複数の鍵を設定するマルチシグに加え、
仮想通貨はオフライン上で保存するコールドウォレットを採用しています。
その他のデスクトップウォレットと比べても比較的安全であると言えるでしょう。
Electrumのデメリットは?
Electrumのデメリットは、やはりビットコイン専用のウォレットである、
ということでしょう。
確かに仮想通貨の王様と言えば、ビットコインですが、
現在は、ビットコインに次ぐ有望な通貨も誕生してきました。
またデスクトップの場合、完全に自己責任での利用となるので、
パソコンのアップデート状況は、常に最新のものに知ておく、
ウィルス対策ソフトを入れて、定期的にパソコンがウィルスに感染していないか
チェックする必要があるでしょう。
さらにElectrumはダウンロードから設定を全て
英語で設定する必要があります。
英語に対して、苦手意識の強い日本人にとっては、
設定の段階でかなりハードルが高く感じてしまうかもしれません。
Electrumのダウンロード方法は?
Electrumは、PC版であれば、公式ページから、
Android版であれば、Google Playからダウンロードできます。
PC版をダウンロードする場合は、公式ページに行き、
「Download Electrum」をクリックし、
利用しているパソコンにあったElectrumを選択します。
Electrumとバックアップ
Electrumには、アドレスを生成するためにバックアップが自動的に作成されるため、
バックアップを取る必要がありません。
通常バックアップを取る場合、パソコン本体や、別のデバイスなどにバックアップを作成する必要がありますが、
それが不要なので、セキュリティ面で優れていると言えるでしょう。
ただし、パソコン本体が盗まれてしまっては意味がないので、
多くの仮想通貨を保管する場合は、パソコン自体の取り扱いにも注意すべきです。
ちなみにElectrumのアップデートに関しては、最新版をダウンロード後、
それを上書き保存するだけで大丈夫です。
バックアップさえ取ってあれば、
万が一上書き保存でデータが消えても安心ですね。
まとめ
いかがだったでしょうか?
Electrumは、パソコンにダウンロードして使うデスクトップウォレットですが、
Android版もリリースされており、Androidユーザーであれば、
気軽にスマホからでも利用できます。
以前よりビットコインユーザーに愛用されてきたウォレットなので、
実績がありますが、裏を返せば、ビットコインのみしか対応していなのが残念です。
またデスクトップウォレット版もAndroid版も日本語に対応しておらず、
英語版しかないというのは、日本人にとって大きなデメリットと言えるでしょう。