仮想通貨ニュースを見ていると、ビットコインがトレンドを抜けて大きく下落、
サポートライン付近で停滞など少々テクニカルな内容が報じられていることがあります。
このトレンドラインや、サポートライン、
レジスタンスラインとは、そもそもいったいどんなものなのでしょうか?
今回は、こうしたテクニカル分析的な部分について調べ、
記事にまとめました。
ぜひ参考にしてみて下さい。
レジスタンスラインとは?
レジスタンスラインとは、日本語で上値抵抗線と訳すことが出来ます。
レジスタンスは抵抗を意味しており、
チャート上で価格が高値をつけたあと、それ以上価格が上昇しないポイントに線を引きます。
2つの山と山の頂上に橋を渡すイメージで、
山と山にラインを引くことで、レジスタンスラインは完成します。
レジスタンスラインを引く条件は基本に、
2つの山に線を引くのが通例となっています。
このレジスタンスライン付近では、投資家達が「価格が上がったので売り」と判断して、
価格が下落する傾向にあります。
ただし、これはあくまで傾向なので、そのラインを超えてさらに大きな高値をつける可能性もあります。
サポートラインとは?
サポートラインは、下値支持線と訳すことができます。
先程は山を例に紹介しましたが、今度は、谷と谷のポイントに線を引くイメージです。
サポートラインを引く条件はレジスタンスラインと似ており、基本的に、
2つの谷に線を引くのが通例となっています。
この線がサポートラインと呼ばれ、サポートライン以上には、
価格が下落しない目安として利用されます。
サポートライン付近では、十分に価格が下落したため、
投資家達の間で「価格が下ったので買いだろう」と判断され、
価格は上昇へ転じる可能性があります。
もちろんですが、サポートラインも絶対ではなく、
その線を超えて、大きく下落することもあります。
あくまで1つの目安として使うといいでしょう。
ちょっと応用レジサポ転換
レジスタンスラインとサポートラインがわかったところで、
ここで応用であるレジサポ転換をお伝えします。
レジサポ転換とは、字の通り、レジスタンスラインとサポートが反転することを指します。
たとえば、レジスタンスラインに到達したチャートが、そこで反発することなく、
さらなる高値を更新します。
高値を更新後、下落し、下落した最安値の価格が、当初のレジスタンスラインにあたるイメージです。
レジスタンスラインは、高値を引いた線なので、
安値があたる線でありません。
つまり、当初のレジスタンスラインは、サポートラインとして機能するようになるわけです。
もちろん、これとは逆に、サポートラインがレジスタンスラインになることもあります。
トレンドラインとは?
トレンドラインのトレンドは「流行り」という意味ですが、
まさに相場がトレンド状態にある時に、ラインを引くことを意味します。
トレンドには上昇トレンド(相場が上向き)と下降トレンド(相場が下向き)の2つがあり、
その相場以外は、ほぼ横ばいのレンジ相場と言われています。
トレンドラインの引き方は簡単で、更新される安値、
もしくは高値に線を引いていきます。
上昇トレンドでは、常に安値が、前の安値より高い位置にあるため、
右肩上がりのトレンドラインを引くことができます。
逆に下降トレンドでは、常に高値が、前の高値より低い位置にあるため、
右肩下がりのトレンドを引くことができます。
トレンドラインは、その角度を見ることで、
相場が今どんな状況かを見ることができます。
またトレンドラインは、レジスタンスラインや、サポートラインとしても
機能することがあります。
上昇トレンドであれば、安値で引いたラインで反発がおこり、
下降トレンドであれば、高値で引いたラインで反発することがあります。
また、「斜めのレジサポ転換」というものがあり、
トレンドラインがレジスタンスだった場合、サポートラインに、
サポートラインだった場合、レジスタンスラインに役割が転換するケースもあります。
もちろんこれもあくまで目安なので、
かならずラインを引いた通りに価格が動くとも限りません。
あくまでラインは相場を読む上での目安と捉えるようにしましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
レジスタンスラインとは、高値と高値と結んだ線であり、
サポートラインとは、安値と安値を結んだ線になります。
トレンドラインとは、上昇局面であれば、安値と安値、
下降局面であれば、高値と高値を結んだ線であり、トレンドラインも、
レジサポラインとして機能します。
ラインには投資家の心理が反映されているので、
上手に活用することができれば、相場を読むことができます。
ただし、引いたライン通りに必ずしも価格が動くということは無いので、
注意が必要です。
また自身で引いたラインが100%正しいとも限らないので、
十分に過去のチャートを検証する必要もあります。
ぜひ今回の記事、参考にして頂ければと思います!