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仮想通貨におけるPoIとは?

仮想通貨について調べていてると、
様々な専門用語に出会いますが、
その中に「PoI」というものがあります。

今回は、そのPoIとはどんなものなのか、
順を追ってわかりやすく解説しましたので、
PoIについて知りたい方は、ぜひ参考にしてみて下さい。

コンセンサスアルゴリズムとは?

PoIをスムーズに理解する為には、
「コンセンサスアルゴリズム」の存在を知る必要があります。

まず前提として、仮想通貨には、
特定の誰かが管理しない、非中央集権的な特徴があります。

とは言っても、仮想通貨で取引やその承認は行われていますし、
しっかりと「誰か」によって管理されています。

では、その「誰か」とは誰のことなのでしょうか。

その誰かとは、世界中のある組織であったり、
団体であったりと、不特定の人達によって
仮想通貨は運営されています。

もちろん彼らもボランティアで仮想通貨のシステムを
維持しているわけではありません。

仮想通貨の維持に貢献した人には、
しっかりと報酬が支払われる仕組みが用意されているのです。

例えば、ビットコインの取引内容を記録し、承認した人は、
その報酬として12.5BTC、日本円にして約1100万円の報酬を
得ることが出来ます。(2018年3月20日現在)

そして、通貨の取引記録や取引の承認権を、
「特定の人に与え」さらに報酬を支払う仕組みを、
コンセンサスアルゴリズムと言います。

コンセンサスアルゴリズムは、いくつか種類があるのですが、
PoIは、その一種ということになります。

では、PoIについてもう少し詳しくみていきましょう。

PoIとは?

PoIは、Proof of Importanceの略で、
「重要性の証明」と訳すことが出来ます。

PoIをコンセンサスアルゴリズムに用いる通貨は、
「仮想通貨の保有量」×「仮想通貨の利用度」で、
報酬を受け取ることが出来ます。

このようにPoIでは、
通貨を保有し、使えば使う程、
取引の記録や承認権が与えられれ、
報酬を貰うことが可能となるわけです。

では、どうしたわざわざこのような
仕組みにしたのでしょうか。

それは、従来のコンセンサスアルゴリズムに問題が
生じてきたからです。

例えばビットコインに採用されているコンセンサスアルゴリズム、
「PoW(Proof of Work)」は、「仕事の証明」といって、
一番速く計算した人が報酬を貰える仕組みとなっています。

しかし、一番速く計算するためには、
大規模なパソコンを用意したり、冷却システムを用意したりと、
もはや「個人レベル」で行える作業では無くなってしまいました。

その結果、資本がある人、電気代が安い国の人、
マシーンの冷却コストが低い寒冷地の人、そういった人達が
報酬を貰うという偏った仕組みになってしまったんです。

こうした問題を払拭するため、
様々なコンセンサスアルゴリズムが生まれたわけですが、
その中の1つが、PoIというものなんですね。

PoIは、保有し、使うだけで報酬を受け取ることが出来るので、
膨大な計算は必要ありません。

しかも、報酬を貰う条件は、保有だけでなく、
「使うこと」も条件ですので、
貧富の差がそこまで広がりません。

法定通貨では、将来の不安に備えて、
貯金や内部留保が起こりがちですが、
PoIを採用した仮想通貨では、
「使わない=お金が増えない」という仕組みですので、
結果として通貨の流動性が高まります。

PoIを採用している通貨は?

コインチェック事件で、NEM流出が話題になりましたが、
実はこのNEMこそ、PoIを導入した通貨です。

NEMは、その理念として「富の分散」を掲げています。

PoIは、持っているだけ、使うだけで、
報酬を貰えるので、例え資本が少ない人でも
NEMといった通貨を使い続ければ、
その通貨は増えていくことになります。

ちなみに、NEMでは、PoIによって受け取れる報酬のことを、
ハーベスティング(収穫)と呼んでいます。

ハーベスティングには、膨大な計算が必要無いので、
パソコンさえあれば、個人でも参加できます。

NEMの場合、一定のNEMを保有する必要がありますが、
膨大なコストのかかるビットコインのマイニングより、
より気軽に、個人で参加することを可能としました。

これは、マイニングより優れていると言っていいでしょう。

PoIの問題点

PoIは、一見素晴らしいコンセンサスアルゴリズムですが、
通貨の保有量と、通貨の利用度は、
結局お金がある人が有利ではないか?と懸念されています。

結局のところ、貧富の差は激しく無いにせよ、
資本のある人が有利なシステムには違いありません。

また、PoIは、流動性があるため、
法定通貨よりデフレが起きにくい通貨です。

つまり絶えず価値が上昇していく可能性もあります。

価値の上がる通貨は誰もが欲しいと思いますので、
法定通貨との交換が活発になることが予想されます。

そうなると、法定通貨の地位はままならなくなるので、
将来的には、各国で「規制」が入るようになるかもしれません。

まとめ

いかがだったでしょうか?

PoIについてご理解頂けたと思います。

今後、このPoIをコンセンサスアルゴリズムに採用した
通貨がどう影響してくるかは未知数です。

しかし貧富の差を是正し、デフレに強いというメリットを
持うPoIは、期待できる仕組みなのではないでしょうか。