コインダッシュのICO投資”志望者”から、
4万3000以上のイーサトークンを盗んだハッカーが、
その資金の大半をスタートアップに返還しました。
同社によると、ハッカーは2回の取引で
3万トークン以上をコインダッシュのウォレットに返還し、
1回目は2017年9月、そして2回目は、
2018年の2月でした。
また、その時点でトークンは2600万ドル程の
価値がありました。
しかし、2回目の取引による返還後も、
ハッカーはいまだに1万3400トークン(1160万ドル)を
保有しています。
このハッキングは、2017年の6月中旬頃に報告され、
ハッカーはコインダッシュの資金調達サイトに侵入し、
イーサリアムのアドレスを別のものとすり替えたようです。
よってICOの参加者達は、
トークンを購入し、プロジェクトを支援しているつもりでしたが、
実際は2000人以上の投資”志望者”が
ハッカーに投資していたということになります。
その時点で、盗まれたイーサトークンの価値は、
約1030万ドルでした。
意図せずハッカーに”寄付”してしまった投資家達は、
コインダッシュのCDTトークンを受け取ることができましたが、
プロジェクトのウェブサイト閉鎖後”寄付”してしまった人達は、
受け取ることができませんでした。
少なくとも1人のユーザーが、ウェブサイトの閉鎖後、
50イーサを送金したと伝えられています。
引用元:Hacker Returns $26 Million in Ether Months After ICO Theft
まとめ
仮想通貨の流出事件などはよくありますが、
盗まれた仮想通貨が返還されるというのは、
なんとも珍しい話ですね。
ただし、全てが返還されたわけではありません。
全額返還が望まれますが、
それは厳しいかもしれませんね。