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仮想通貨のプルーフオブステークとは?どんなデメリットが存在する?

 

プルーフオブワークと併せて、
プルーフオブステーク(Proof of Stake)
という言葉もあなたは聞いたことがあるかもしれません。

略称で、PoSともよく表記されていますね。

では、一体このプルーフオブステーク(賭けの証明)
とは何なんでしょうか?

わかりやすくまとめましたので、
ぜひ参考にしてみて下さい。

プルーフオブ”ワーク”の問題点

プルーフオブステークを理解するには、
プルーフオブワークを知っているとスムーズに
飲み込めるのではないかと思います。

ですので、まずは軽くプルーフオブ「ワーク」から、
説明させて頂きます。

※プルーフオブワークについて詳しく知りたい方はコチラ

ビットコインには取引履歴をまとめた、
ブロックが存在しています。

これをチェーンで数珠つなぎにしたものが、
ブロックチェーンと呼ばれるものですね。

このブロックチェーンは、マイナーという人達によって、
今なお、繋がれ取引の記録や承認、管理が行われています。

もちろん、彼らはボランティアなどではありません。

一番速く計算しブロックを生成した人には、
多額の報酬が設定されているため、
多くのマイナーがブロックの生成を頑張るのです。

ただ、このブロックの生成には、
膨大な計算作業が必要になります。

その計算を一番速く終えた人「だけ」が、
報酬を獲得できるため、みんな必死で「計算」という名の、
仕事を頑張ります。

このように、ブロックチェーンの仕組みを、
誰かの「仕事の頑張り」によって
維持していくことをプルーフオブワークと言います。

 

では、なぜこんなに大変「計算作業」によって、
ブロックチェーンを維持させているのでしょうか。

それは、誰でもブロックを生成できないようにするためと、
特定の「誰か」だけによるマイニングを防止するためです。

しかし、このプルーフオブワークでは、
ある問題点が浮き彫りになりました。

例えば、高性能パソコンを用意できない、
お金の無い人は、マイニングに参加することができません。

また高性能パソコンは、消費電力が大きいので、
電気料金の高い国と、安い国とでは、
当然電気料金の安い国のマイナーの方が有利になります。

さらに、パソコンの冷却コストを抑えられる寒冷地は
温暖な気候の国より有利だと言えますよね。

このように、プルーフオブワークでは、
マイニングする人が「偏る」という問題が起きたのです。

プルーフオブステークとは?

では、ようやくここから本題です。

プルーフオブワークでは、ブロックを生成できるマイナーは
「迅速に膨大な計算を終えた人」でした。

一方プルーフオブステークでは、
そうした問題を解決するために、
ブロックの生成権を、
仮想通貨の「保有量」(ステーク)で決定する
仕組みを採用しました。

つまり、仮想通貨を持っていれば、持っているだけ、
ブロックの生成が有利になるということです。

簡単に言うと、出資、賭け額(ステーク)に応じて、
利子が貰えるといったイメージです。

ちなみに、プルーフオブステークによる利益は、
マイニングとは違って
フォージング(鋳造)と言われています。

フォージングは、「保有」するだけなので、
高性能パソコンは不要で、電気代などの維持コストはかかりません。

これはマイニングと比べて、
大変魅力的な部分ですね。

ただ、プルーフオブステークには、
「保有期間」だけではなく、他の要素を足した通貨も
発行されています。

Coin Age(コインエイジ)という概念

プルーフオブステークには、
Coin Age(コイン年数)という方式を採用し、
プルーフオブワークと混合した、
ハイブリッド型の仮想通貨も現れました。

代表的なものに、ピアコインというものがあります。

Coin Ageは単に、
仮想通貨を保有しているというだけでなく、
仮想通貨をどのくらいの「期間」保有していたか、
ということも考慮する方法です。

【保有コイン量×コインの保有期間】で、
Coin Ageは求められ、その値が大きいほど、
ブロック生成が有利になるように設定されています。

要は、「長く」そして「たくさん」
仮想通貨を持っていた人は、
その分報酬を得やすくなるのです。

つまり、新規参入してきた資本力のある組織などが、
大量に仮想通貨を保有したところで、

簡単にフォージングは行えない、ということです。

また、プルーフオブステークでは、
フォージングに1度成功すると、
Coin Ageの値が減少するように設定されています。

これにより、次のフォージングは行いにくくなるので、
仮想通貨を長期保有、大量保有していても、ずっと安定して
フォージングができるわけではありません。

一見デメリットにも見えますが、一部の組織によって、
マイニングが行われることを防ぐことができるため、
非中央集権的な方法だと言えます。

このようにプルーフオブステークは、
持っているだけで仮想通貨が貰え、
その上、電気代も、高性能パソコンも必要ないという
素晴らしいメリットがあります。

しかし、プルーフオブステークも万能とは言えません。

次にその問題点を見ていきましょう。

プルーフオブステークの問題点

プルーフオブステークでは、
仮想通貨の保有量に応じて、
フォージングで報酬を貰うことができます。

つまり、「たくさん持っていた方がいい」と
考える人が多くなるわけです。

これは、つまり通貨が「使われない」ということになります。

これを「流動性が損なわれる」なんて言ったりしますが、
まさにその通りで、
使われないということは
仮想通貨の価値が下がるということです。

ここは、プルーフオブステークの
今後の課題だとも言えますね。

まとめ

プルーフオブワークにおける、マイニングとは、
非常に画期的な仕組みでしたが、
残念ながら、それは物理的な影響で、
マイナー間に格差が生じています。

これは仮想通貨の
「非中央集権体制」という理念とは
少しかけ離れたものとなっています。

有名なイーサリアムも、
将来的には、プルーフオブステークへ移行を予定しており、
今後はプルーフオブステークが
もっと台頭してくるかもしれません。