仮想通貨関連の情報を調べてたり、ニュースを見ていると、
必ずと言っていいほど「ビットコインETF」というワードが飛び込んできます。
今回は、そのビットコインETFとは何かの調べてみました。
今後の仮想通貨市場の流れを大きな目線で追う時に、
必ず重要なものとなってきますので、ぜひ参考にされてみて下さい。
そもそも「ETF」とは何のか？
そもそもETFとは何なのでしょうか？
ETFとは、「Exchange Traded Fund」の略で、
日本語では、「上場投資信託」と訳されています。
では、さらに掘り下げて、上場投資信託とは何のことなのでしょうか？
そのためには、まず投資信託を理解しましょう。
投資信託とは、文字通り投資を信託（信用して他人に任せること）することです。
例えば、投資に興味を持ったきっかけで何か銘柄を買ってみようと思っても、
まず初心者には、どの銘柄が上昇して稼げるかは、わからないでしょう。
そこで、ファンドと呼ばれるところにお金を預けて、
ファンドの専門家（ファンドマネージャー）に投資を任せることで、
その利益分をもらうことを投資信託と言います。
銀行にお金を預けると利息が貰えることと似ていますね。
投資信託の中身は、分散されて投資されており、
ただただ1つの銘柄だけが購入されるわけではありません。
投資信託にも様々な種類が存在しており、
中には、日経平均株価と連動するよう作成された投資信託（インデックスファンド）や、
日経平均株価を超える利益が発生するに作成されあ投資信託（アクティブファンド）があります。
このように株価指数と連動するように銘柄を買い揃えるのは、
まず難しいので、株式初心者にとってはとても嬉しいですね。
単純に日本の景気が良い方向に傾けば、結果として利益を得ることができます。
当然その逆も然りとなってきます。
さて、ここまでは投資信託の解説でしたが、
ここからはいよいよ「上場投資信託（ETF）」についてお伝えしていきます。
上場投資信託とは、
証券取引所と呼ばれるところに投資信託を上場させて
「誰でも」まるで「株券」のように取引を行えるようにしたものが、
上場投資信託です。
ETFは、世界各国の様々な商品がパッケージ化されて販売されており、
日本で証券口座を作るだけでも外国の株や、
金、銀、石油などに投資できるなど、投資の幅を大きく広げてくれます。
ビットコインETFとは？なぜ注目されているのか
「ビットコインETF」とは、つまりビットコインを商品としてパッケージ化し、
証券取引所に上場させること示します。
2018年11月現在、ビットコインETFという商品は誕生していないので、
どのようなものになるかはわかりませんが、
ビットコインが金融商品としてパッケージ化されるイメージは間違い無いでしょう。
ではなぜここまでビットコインETFがが注目されるのでしょうか。
それはETFが、銀行や企業といった「機関投資家」にも利用されているからです。
機関投資家とは、個人から集めたお金を運用して、
お金を増やす投資家のことを指し、生命保険会社や年金基金、金融機関などは
イメージがつきやすいでしょう。
大口によるビットコインETFの「買い」が入れば、
ビットコインの価格は著しく上昇することになります。
ビットコインは1度200万円ほどまで価格が上昇しましたが、
もしかしたら、それを凌ぐ勢いで成長できるかもわかりません。
なので、ビットコインETFのニュースは注目を集めているわけですね。
ビットコインETFの承認が難しい現状
世界的な金融の中心地であるのはアメリカで間違いありませんが、
そのアメリカにおいては、中々ビットコインのETFの承認がおりません。
現在、仮想通貨自体に投機的で怪しい話があり、
資金洗浄なども問題になっています。
ビットコインETFの承認を下すのは、アメリカ証券取引委員会（SEC）という機関なのですが、
ビットコインの価格操作の問題など、かなりことを慎重に進めているようです。
実際、このSECの決断次第で、ビットコインがどう変わるかわからないので、
確かに簡単に判断できるものではないでしょう。
今のところETF承認は今年年末まで先延ばしにされています。
ビットコインETFと法律上の問題
ただETF承認がビットコインの価格高騰に繋がるかは誰にもわかりませんし、
怪しいところがあります。
もし仮に、ビットコインETFがSECから許可を貰っても、
果たして機関投資家が流入するのかはわかりません。
特に日本では、仮想通貨を取り扱う場合は金融庁の許可がいるため、
法律の問題にぶつかる可能性があります。
まとめ
いかがだったでしょうか？
ETFとは、上場投資信託のことで、投資信託をパッケージ化したものを
証券取引所に上場させたもののことでした。
その金融商品の1つとして、今後上場する可能性があるものを
ビットコインETFと呼んでいますが、今のところ正式な商品は承認されておらず、
将来性は不明瞭です。
もし上場すれば、各国の機関投資家の資金流入が期待できますが、
法整備上の問題もあるので、どうなるかわからない状態ですね。
