今回この記事では、ARKという仮想通貨について調べました。
ARKとはどんな通貨なのか、調べようと思っているという人は、
ぜひ参考にしてみて下さい。
ARK(アーク)とは?
ARKは聞き慣れないかもしれませんが、
仮想通貨を知っている人なら「LISK」は、ご存知かと思います。
ARKは、2017年に、LISKから派生した仮想通貨です。
コンセンサスアルゴリズムには、
DPoS(Delegated Proof of Stake)が採用されており、
ブロックの生成速度は8秒と、かなり高速となっています。
発行上限は約13億6000万となっており、
2018年9月現在、仮想通貨の時価総額ランキングは現在、81位となっています。
ARK(アーク)の特徴は?
では次に、ARKの特徴について見ていきましょう。
特徴その1:LISKの派生通貨
ARKは、2017年4月に、LISKがフォークする形で派生した
比較的新しい仮想通貨です。
LISKの改良を目指して開発された通貨で、
実用的なプラットフォームを目指す通貨として誕生しました。
LISKを保有している方であれば、ARKという通貨は知っているかもしれませんね。
逆にARKは知らなくても、LISKなら知っているという方も多いでしょう。
特徴その2:DPoSを採用
ARKのコンセンサスアルゴリズムには、
LISKと同様に、DPoS(Delegated Proof of Stake)が採用されています。
PoSでは、仮想通貨を保有している人の中から選ばれた
ランダムなノードが取引を承認していましたが、
DPoSでは、特定の選ばれたノードが承認作業を行います。
Delegatedは「委任された」を意味し、
ARKの場合、投票によって選ばれた51人によって、
ブロックがブロックチェーンに追加されていきます。
これは、間接民主制にも例えることができ、
選ばれたノードだけで作業を行うため、取引の高速化が狙えます。
また、PoSでは、仮想通貨を保有している量が多い人ほど、
報酬を大量に得ることができ、
通貨の流動性を低めているという問題もありました。
その点においても、ARKは優れたコンセンサスアルゴリズムを採用しており、
通貨としての機能向上が図られています。
代表のノード数も、LISKが101人と比べ、たったの51人というのも
特徴の1つと言えるでしょう。
特徴その3:取引処理速度が速い
DPoSについては、先述の通りですが、
結果として取引処理速度が格段に向上しています。
DPoSを採用しているおかげで、取引処理にかかる時間は、
わずか8秒となっています。
これは、ビットコインの「10分」に比べても格段に速く、
イーサリアムの15秒と比べても、
約半分のスピードになっていることがわかります。
特徴その4:スマートブリッジ
ARKには、サイドチェーンは存在せず、
メインチェーンしかありませんが、その代わりにスマートブリッジという機能があります。
スマートブリッジ機能は、他の異なる規格のブロックチェーンと、
ARKを繋ぐ機能で、ARK上で、他の仮想通貨のアプリなどが稼働できます。
いわゆるクロスチェーンの技術とも言えるでしょう。
現状では、仮想通貨の交換は取引所を介する必要がありますし、
DAppsも、特定の仮想通貨プラットフォーム上でしか稼働しません。
そのような垣根を超え、どんな通貨でもARKを通して
使えるようになれば、ARKの需要は高まりそうですね。
ARK(アーク)が購入できる取引所は?
残念ながら、ARKは国内の仮想通貨取引所では、
取引所が行われていません。
海外大手仮想通貨取引所の「Binance」に上場しているので、
そこから購入すると良いでしょう。
もちろん、Binanceは、日本円の入金に対応していないので、
国内の仮想通貨取引所、もしくはウォレットから、
基軸通貨であるビットコインやイーサリアムを送金し、
取引を開始して下さい。
ARK(アーク)の将来性は?
ARKは、知名度こそそう高くないものの、
DPoSの採用や、スマートブリッジなど、今後発展する仮想通貨として、
かなり期待できる通貨と言えるでしょう。
仮にもしスマートブリッジ機能の開発が成功すれば、
様々な仮想通貨の橋渡し役の中心として活躍することは間違いありません。
また、現段階でも取引処理速度が非常に速いため、
商業的な利用も可能でしょう。
さらに将来的には、開発できる言語を増やすとのことで、
多くのエンジニアの参加が見込まれます。
今後は、ARKがどんなプロジェクトや企業と提携していくのかを、
見ていきたいところですね。
まとめ
いかがだったでしょうか?
ARKは、2017年にLISKから派生した新しい仮想通貨です。
LISKと比べても、様々な特徴ある通貨ですが、
特に「スマートブリッジ」という機能にはかなり将来性が期待できますね。
今後、どういった企業や団体と提携を結んでいくのか、
動向をチェックしていきたいですね。