今回は、日本発のICOである、
コスプレトークンについて、特徴や将来性を調べてみました。
内容が気になっている、という方は、
ぜひ参考にしてみて下さい。
コスプレトークンとは?
コスプレトークンとは、株式会社キュアが主体となって発行している
仮想通貨です。
コスプレに特に興味が無い方は、キュアをご存知無いかもしれませんが、
キュアは、「Cure WorldCosplay」という、
コスプレイヤー向けの画像投稿プラットフォームを提供しています。
コスプレと言うと、日本だけで人気があると考えてしまいそうですが、
実はそうではりあません。
このCure WorldCosplayには、世界180ヶ国から、
72万人ものユーザーが参加しています。
そんなキュアは、コスプレ業界が抱える問題に一石を投じるため、
今回、コスプレトークンを発行しました。
コスプレトークンは、ERC20準拠のトークンで、
総発行枚数は10億枚、内4億枚がICOで資金調達となっています。
コスプレトークンの特徴は?
では、現状のコスプレ業界にはどんな問題があるのでしょうか?
そこをコスプレトークンの特徴と合わせてご紹介していきます。
特徴その1:信頼を提供するプラットフォーム
コスプレを「職業」と捉えた場合、
そこには、企業やカメラマンが絡んでくるは必然です。
そこで必要となるのは、やはり信頼関係でしょう。
現行、コスプレイヤーやカメラマンを厳格に評価する基準というものはありません。
そこで、キュアが提供するプラットフォーム内では、
コスプレイヤーや、カメラマンが評価の対象となります。
さらに、その評価はブロックチェーンに記録されていくため、
不正が無く、確実な評価が可能となります。
特徴その2:若年層が決済を行いやすくなる
コスプレイヤーのコンテンツを楽しむユーザーは、
やはり10代が多い傾向にあります。
しかし、10代はクレジットカードを持っていないなど、
ネット上での決済は不利な立場にあります。
そこで利用されるのが、コスプレトークンです。
トークンを利用することで、決済手段の可能性を広めているわけです。
また、根幹の技術は仮想通貨ですので、
海外へのコスプレイヤーへの送金も簡単に行えるようになるでしょう。
特徴その3:2種類の通貨がある
今回は、コスプレトークンを紹介していますが、
キュアは、2種類をトークンを発行します。
1つは、既にお伝えしているコスプレトークン(COT)です。
COTは、ICOでの資金調達に利用されたり、
実際に取引所に上場して、取引が行われる通貨を指します。
そしてもうひとつは、Cure Player Coin(以下CPC)と呼ばれる
トークンです。
これは、COTと交換する形で、
プラットフォーム内で自由に発行できるトークンとなります。
CPCはその取得後に、
独自のトークン名をつけることが可能となっています。
ですので、コスプレイヤーは、
CPCを自己ブランディングに利用することも可能でしょう。
またユーザー側は、CPCを購入することで、
コスプレイヤーを支援できますし、
コスプレイヤーが成長を遂げれば、CPCの値上がりも期待できます。
これは、正当な報酬を得ることが出来ていないコスプレイヤーにとっては、
とてもありがたい仕組みと言えますね。
コスプレトークン(COT)の将来性は?
コスプレ業界の大手企業が発行する仮想通貨とだけあって、
その可能性は非常に大きいと言えるでしょう。
コスプレトークンを発行するキュアは、
先述の通り、既に「Cure WorldCosplay」というサービスを提供しており、
そのサービス利用者を取り込むことで、
一定の経済圏が出来上がることは明白です。
また、矢野経済研究所によると、
コスプレ衣装の市場規模は、2015年時点で、
435億円と推計されています。
しかし、これはあくまで「衣装」のみの推計ですので、
その他に関わるカメラマン、イベンター、造形師など、
経済規模はもう少し大きくなるものと推測できます。
また、ICOで一番懸念される点は、
「上場するかどうか」ですのが、その心配は無いようです。
というのも、コスプレトークンには、
ICOアドバイザーとして、釣崎宏氏が参加しているからです。
釣崎氏は、東京ビットコイン(金融庁の認可済み)の親会社であったテコテックの社長で、
その後は、株式を全てDMMに譲渡しています。
仮想通貨取引所運営のノウハウのある人材がアドバイザーを務めるのは、
非常に心強いですし、安心できますね。
また、2018年6月には、日本発の仮想通貨「NANJ COIN」と、
パートナーシップを提携しています。
目的は、国内外のマーケティングで相乗効果を狙うことで、
今後、流動性の高まりが期待できますね。
まとめ
いかがだったでしょうか?
コスプレトークンは、株式会社キュアが発行する、
コスプレイヤー、もしくはその関連事業の人々のために作られた
独自のトークンです。
漫画・アニメ文化が浸透している日本で、
まずコスプレが無くなることはありませんし、
海外でも広まりつつある現状を見ると、
非常に将来性の高いプロジェクトと言えるでしょう。
決済手段を持たない10代が、仮想通貨を通じて、
市場に流入してくることで、コスプレトークンの需要は、
今後上昇していくかもしれません。