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仮想通貨の0x(ゼロエックス)とは?特徴や将来性を調査!

 

仮想通貨の誕生によって「分散化」という言葉が頻繁に
利用されるようになりましたが、
今回ご紹介する0x(ゼロエックス)という通貨も、
分散化をテーマとした仮想通貨です。

今回は、その0xという通貨の特徴や将来性について調べてみました。

気になる方は、ぜひ参考にしてみて下さい。

0x(ゼロエックス)とは?

0xとは、2017年8月に公開された比較的新しい仮想通貨で、
仮想通貨の時価総額ランキングでは30位と、
上位にランクインしています。

0は、英語の「O(オー)」では無く、
数字の0で、通貨名はゼロエックスと呼びます。

ERC準拠のトークンなので、
MyEtherWalletなどのウォレットへの保管が可能です。

発行上限は
100億枚、通貨単位には「ZRX」を用いており、
コンセンサスアルゴリズムには、ビットコイン同様、PoWが用いられ、
ブロックの生成速度は約15秒と、かなり短い間隔となっています。

では、特徴を交えて0xをもう少し詳しく見ていきましょう。

0x(ゼロエックス)の特徴は?

では次に、0xの特徴を交えてその詳細を見ていきます。

ぜひ参考にしてみて下さい。

特徴その1:0xはプロトコル

そもそも0xとはプロトコルの名称であり、
その目的は分散型の仮想通貨取引所構築を目的としています。

分散型取引所とは、特定の企業等によって提供されている
取引所とは違い、管理者のいない取引所のことです。

サーバーではなく、ネットワーク上に存在する取引所ですので、
サーバーダウンなどの心配もなく、取引所の破綻などもありません。

そこで構築された分散型取引所で利用される通貨が
ZRXであり、これはイーサリアムベースのトークンを自由に交換できる
役割を果たしてくれます。

イーサリアムにはERC20という規格があり、
これを用いることで、独自の仮想通貨を発行することが可能です。

例えばイーサリアムベースのAという通貨と、
Bという通貨は、イーサリアムを仲介することで、
その交換を行うことが出来ます。

0xプロジェクトでは、この仲介となるイーサリアムを介さなくても、
AとBを直接取引出来るようになるとしています。

特徴その2:交換はオフチェーン

0xというプロトコルに沿って、トークンは交換出来るようになるわけですが、
その交換にはオフチェーンが利用されます。

オフチェーンとは、ブロックチェーン(オンチェーン)の外側で
取引を行い、その最初と最後の結果だけをオンチェーンに載せる方法です。

結果として、ERC準拠のトークンの交換が活発化しても、
スケーラビリティ問題が発生しにくくなります。

スケーラビリティ問題が解消すれば、送金遅延も解消されるため、
結果として、マイナーに多額の手数料を支払わなくても、
スムーズな取引が可能になりますね。

特徴その3:オープンソース

0xは、そのコードを公開しています。

いわゆるオープンソースというもので、プロジェクトの透明性が確保出来ます。

また、誰でも利用出来るので、
開発には、世界中のエンジニアの参加が容易になることでしょう。

0x(ゼロエックス)はどこで買える?

0xは、日本の仮想通貨取引所で購入することは出来ません。

国内の仮想通貨取引所でビットコインやイーサリアムといった
基軸通貨を購入後、BinanceやPoloniexで購入する流れとなります。

まだ海外の取引所に口座を持っていないという人は、
これを機会に口座を開設するのもいいでしょう。

0x(ゼロエックス)の将来性は?

現在ICOが連発し、仮想通貨はどんどん増えていっていますが、
その中には、イーサリアムベースの仮想通貨もたくさんあります。

また、イーサリアムベースのプラットフォームに載せたDAppsの誕生など、
その数は着実に増えています。

ただ、ERC20準拠のメリットは、
イーサリアムを基軸として交換できること、
ウォレットが共通して使えることくらいです。

そこに0xのプロトコルを使って、トークン同士を直線交換できる
取引所が誕生すれば、その流動性は高まることが予想出来ます。

これは結果として、イーサリアムの経済圏が広がることを意味しますので、
イーサリアムそのものの価値にも影響を与えるでしょう。

また0xが目指す分散型取引所は、
オフチェーンを用いるため、手数料も安く、
スケーラビリティ問題も回避しています。

取引所の破綻、割高な仲介手数料を除き、仮想通貨の交換のできる
分散型取引所の誕生は、今後ますます注目されていくのではないでしょうか?

まとめ

いかがだったでしょうか?

0xは、分散型取引所においてERC20準拠のトークンの交換を
より便利にしてくれるプロトコルのことでした。

取引所による不正や破綻がまず起きない分散型の取引所は、
今後注目を浴びるようになるでしょう。

また、イーサリアムのように、
様々なプラットフォームを提供するプロジェクトも
次々と誕生していますが、中々イーサリアムを追い抜けない状況は確かです。

既にある程度経済圏の出来上がっているイーサリアム系のトークンの
直接交換が可能になれば、0xの需要は高まずはずです。