この記事では、仮想通貨のAlgorand(ALGO)について、
その特徴や、将来性、購入できる取引所を調査しました。
Algorandについて詳しく知りたい、購入できる取引所を知りたいという方は、ぜひ参考にしてみて下さい。
目次
Algorand(アルゴランド)とは?
Algorandは、公平で真のボーダレス経済の潜在能力を、誰もが利用できる機会を提供する
包括的なエコシステムをビジョンとしています。
Algorandのネットワークは誰でも、どこにいようが参加し、構築できる、
公のものであり、許可が不要なものとなっています。
通貨の略号には「ALGO」、時価総額は2019年9月現在で53位に位置しています。
尚、コンセンサスアルゴリズムには、
Algorand独自の「Pure PoS」が採用されています。
Algorand(アルゴランド)の特徴は?
では次に、Algorandの特徴を見ていくことで、その詳細に迫っていきましょう!
完全なる分散化
ブロックチェーンの生成にはこれまで、そのブロックを生成するノードによる承認が必要ですが、
結局そのノードの選出が分散化されていないために、中央集権化する可能性がありました。
Algorandでは、全てのブロック承認を行うユーザーは、ランダムに、そして密かに選出されます。
PPoS(Pure Proof of Stake )がコンセンサスアルゴリズム
Algorandでは、他の仮想通貨プロジェクトが主流で採用しているPoWや、PoSは採用せず、
独自のPPoS(Pure Proof of Stake )を採用しています。
PPoSはビザンチン合意の下で構築されています。
これはつまり、合意を行う際に、中央的な主体は必要なく、
超多数派が普通ユーザーで占め、ステーキングする限り、悪意のあるユーザーに対抗できる仕様です。
またPPoSでは、一部のユーザーに投票によってステーキングを委任するわけではないので、
どのようなユーザーでも、提案したり投票できる可能性があります。
さらに、PPoSでは、密かに、そしてランダムにステーキングするユーザーを選出するため、
特定のユーザーが攻撃の対象になりません。
フォークが発生しない
仮想通貨が発展していく中で、度々問題となるのがフォーク(分岐)です。
仮想通貨が分裂していては、資産としての安定性を損ないます。
一方、Algorandのブロックチェーンは、フォークが決して発生しない仕様となっています。
というのも、2つのブロックが存在するケースにおいて、
2つが同時に繋がることがないからです。
1つのブロックだけがコミュニティ投票によって要件に適うように設定されるため、フォークが発生しないのです。
オープンソース
Algorandはオープンソースで、誰でも監査を行ったり、利用したり、構築を行うことができます。
オープンソースとは、コードの中身を公開しているところで、
利用者にとっては、その中身がわかるために安心して利用することができます。
バイナンスでステーキングが可能
ステーキングと聞くと難しく感じがちで、難しい登録作業が必要なイメージもありますが、
ALGOのステーキングは、バイナンスで行うことができます。
バイナンスにてALGOを保有していると、半年間はロックアップされ、
その後、ステーキング報酬を得ることが可能です。
Algorand(アルゴランド)が購入できる取引所は?
Algorandが発行するトークンであるALGOは、残念ながら国内取引所には上場していないため、
海外の仮想通貨取引所を利用する必要があります。
既に、多数の海外仮想通貨取引所にも上場しており、
大手取引所のバイナンスにも上場しているため、実際の購入にはそちらを利用すると良いでしょう。
もちろんバイナンスは、日本円の入金に対応していないため、
国内の取引所、もしくはウォレットからBTCなどの基軸通貨を送金してからの取引となります。
Algorand(アルゴランド)の将来性は?
Algorandは、ビットコインが採用しているPoWや、イーサリアム採用のPoSといった、
主要なコンセンサスアルゴリズムを改善したPPoSの提案により、
これまで仮想通貨が抱えていた問題を払拭しようとしています。
フォークが発生しない、オープンソースである、ビザンチン問題に取り組むなど、
技術的には優秀ですが、バイナンス上場後、3ドルほどの高値をつけた後、
現在は1ドル未満の価格で取引されています。
今後としては、実際にその技術が実現化するか、
実際に利用者を増やすことが可能かということが課題となってくるでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
Algorandは、これまでの仮想通貨が抱えてきた問題点の払拭を図る、
オープンな仮想通貨プロジェクトです。
ステーキングもバイナンスを通して気軽に参加できるのは、
エコシステムの活発化に寄与してくれるでしょう。
まだまだ始まったばかりのプロジェクトですので、今後の動向に注目していきたい仮想通貨の内の1つですね。