今回は仮想通貨プロジェクトの、
The Midas Touch Gold(ザ・ミダス・タッチ・ゴールド、以下TMTG)について、
その特徴や将来性、購入できる取引所について調べました。
TMTGが一体どのような仮想通貨で、どのようなプロジェクトなのか、
気になるという方は、ぜひこの記事を参考にしてみて下さい。
目次
The Midas Touch Gold(ザ・ミダス・タッチ・ゴールド)とは?
TMTGは、韓国のソフトウェア会社であるDigital Gold Exchange(DGE)が
発行する仮想通貨です。
ギリシャ神話に、触るものを全て金に変えることが出来た
ミダス王の名前がこのプロジェクトの名前の由来となっています。
TMTGは仮想通貨でありながら、その価値の担保に金を採用しています。
プラットホームにはイーサリアムが使われており、
通貨の略号には、「TMTG」「MDG」が用いらます。
The Midas Touch Gold(ザ・ミダス・タッチ・ゴールド)の特徴は?
では次に、TMTGの特徴を見ていくことで、
プロジェクトの詳細に迫っていきましょう。
トークンは金と交換
ビットコインをはじめとする仮想通貨は、
その価格の変動幅が非常に大きく、資産というものの、
安定性という側面を欠いてしまっているのが現状です。
現在の仮想通貨の価値は、ブロックチェーンテクノロジーへの期待や需要によって
成り立っていますが、その基盤は盤石とは言えません。
TMTGでは、こうした仮想通貨が抱える問題を、
金本位制を取ることで解消しています。
発行されたトークンは、「金」という実物と交換を保証することで、
その価値を担保しています。
金は、その美しさから装飾品などに利用されてきており、
また、その産出量に限界があること、人工的に作り出せないことから、
安定した価値を保ってきました。
こうした安定資産と呼ばれる金の強みを活かしつつ、
セキュリティや流動性の強みを持つ仮想通貨の掛け合わせは、
今後、様々な可能性が期待されます。
MDGトークン
TMTGのプロジェクトには、
TMTGと呼ばれるユーティリティトークン、金との交換に用いられる
MDG(Midas Digital Gold)トークン、そして、
MDGと、本物の金を交換するDGEx(Digital Gold Exchange)の3つで構成されています。
ユーザーは保有するTMTGトークンを
DGExに売却することで、MDGトークンを保有することができます。
このMDGトークンは所有権の証明となり、DGExが提携関係にある、
金取引所から金をユーザーに届ける形となります。
1MDGは、金1gの価値を持つこととなり、
その時の金相場に合わせて価格が変動する形となります。
スリーエム社と提携
ペグ通貨と言えば、米ドルに裏付けら仮想通貨であるテザーが
最も有名ですが、テザーは、流通量に伴うドルを本当に保有しているのか、
という「テザー疑惑」と呼ばれる問題が度々話題になりました。
TMTGにおいても、「本当に金と交換できるのか」という疑問を
持つ人も出てくると思いますが、
TMTGでは、韓国の金生産や、卸売りを行う金取引所の
スリーエム社とパートナー関係にあります。
実際の金取引所が、DGExを通して金とMDGとトークンを交換するため、
テザーのような懸念点は払拭されています。
金以外のペグ通貨
TMTGでは、金の以外にも銀やダイヤモンド、プラチナ、
高級品などを担保としたペグ通貨の発行も検討しているようです。
金はもちろんのこと、その他にも安定した貴金属などは存在しており、
今後は、そうした金以外の現物を担保とした仮想通貨の誕生も、
十分に考えられます。
The Midas Touch Gold(ザ・ミダス・タッチ・ゴールド)が購入できる取引所は?
TMTGは、国内の仮想通貨取引所には上場していません。
海外の仮想通貨取引所になりますが、
DcoinやBitforexを利用すると良いでしょう。
The Midas Touch Gold(ザ・ミダス・タッチ・ゴールド)の将来性は?
TMTGは、2018年から数多くの取引所に上場しており、
ロードマップを見る限り、2019年にも上場を行います。
TMTGは、MDGトークンの売買の際に手数料として利用されるため、
流通量が増え、金との交換が活発になれば、
その手数料収入で、今後の価値上昇も期待できます。
仮想通貨という価値の安定しない資産の問題点を払拭し、
また、仮想通貨の強みである利便性を残したTMTGは、
今後も注目を浴びる可能性があります。
まとめ
いかがだったでしょうか?
TMTGは、金本位制度を採用した仮想通貨プロジェクトで、
金との交換可能なトークンであるMDGトークンの売買に利用されます。
仮想通貨が抱える短所を削り、
長所を利用したこのプロジェクトは、
今後仮想通貨利用が高まる中で将来性の期待できるプロジェクトではないでしょうか。