仮想通貨取引所のバイナンスは、今月下旬、
法定通貨と仮想通貨を取引する取引所をシンガポールで開設します。
この発表は木曜日、バイナンスのCEOである
Chanpeng ”CZ” Zhao氏が、韓国のDeconomyイベントで発表したものであり、
同取引所のTwiiterアカウントでは次のように述べられています。
”#Binanceシンガポールは、4月中の稼働を予定しています。
これはシンガポールドルを使った私達の次期、法定通貨対仮想通貨を取引するサービスとなります”
どの銘柄の仮想通貨が取引サポート対象になるかなどの、
詳しい情報は開示されていません。
この、取引プラットフォームの構築については、
9月にシンガポールでコインデスクが行ったコンセンサスイベント上で、Zhao氏が初めて明らかにしていました。
その時Zhao氏は、バイナンスが法定通貨対仮想通貨の取引所を、
ほとんどの大陸ごとに開設することを計画していると話していました。
同社は、昨年の8月にVertex Venturesの投資援助を受けて、開設に向けて動いていました。
9月時点では、プラットフォームのβテストは進行中であったと付け加えています。
宣誓通り、バイナンスは世界で急速的にその拡大を見せています。
1月には、ビットコインとイーサリアムを英国ポンドとユーロで交換できる法定通貨対仮想通貨を取引できる取引所を、
イギリス王室属領であるジャージー島に開設していました。
さらに昨年の夏には、法定通貨対仮想通貨の取引所をウガンダで開設しています。
DEXの始動
他のツイートでZhao氏は、同取引所の次期分散型取引所である
バイナンスDEXについて、メインネットの公開は今月であるとソウルのイベントにて新しい情報を公開しました。
同プラットフォームは、2月20日からパブリックテストの段階に入っていました。
バイナンスDEXは、同取引所のネイティブパブリックブロックチェーンであるBinance Chainで構築されています。
12月にリリースされたビデオデモでは、バイナンスDEXは、いくつかの追加的な特徴を持ちながら、
既存の中央集権型の取引所と非常に酷似したインターフェイスで作られています。
例えば、ユーザーの秘密鍵向けに24個の語彙シードを生成するオプションや、
ユーザーの口座状況を知らせる”バランスタブ”、
そして個々のウォレットアドレスを表示させるナビゲーションバーである”user icon”などが含まれています。
ステーキングも同様
最後に、バイナンスは水曜日に、
公式仮想通貨ウォレットであるTrust Walletは、
第二四半期の終わりにステーキングの機能を搭載することを発表しています。
ステーキングは、Proof of Stakeを採用しているブロックチェーンが採用する機能で、
報酬を得るために、その仮想通貨を保有することを意味します。
Trust Walletは、tezos(XTZ)のサポートを追加し、
tezosのオンチェーンガバナンスメカニズムを通したXTZステーキングのネイティブサポートを準備しています。
ちょうど先月、Trust Walletは、XRPのサポートを追加しました。
さらに、イスラエル拠点の決済企業であるSimplexと協力して、
デビットカードとクレジットカードで仮想通貨を購入できるオプションを導入していました。
引用元:Crypto Exchange Binance Is Setting Up Shop in Singapore This Month