今回この記事では、仮想通貨のOrbs(オーブス)について、
その特徴や将来性、購入できる取引所について調べ記事にまとめました。
Orbsについて詳しく知りたい、気になっているという人は、
ぜひ参考にしてみて下さい。
目次
Orbs(オーブス)とは?
ブロックチェーンの登場によって、中央に管理者を必要としない、
分散型アプリケーションが登場しました。
分散型アプリは、安全性や機密性などこれまでのアプリにない多数のメリットがありますが、
Orbsは、その分散型アプリを開発するインフラストラクチャを提供するサービスです。
プラットフォームには、lasS、通貨の略号にはORBSが利用されます。
Orbs(オーブス)の特徴は?
では次に、Orbsの特徴を見ていくとともにその詳細を見ていきましょう。
分散化されたAWS
Orbsの目的は、分散化アプリ開発のインフラ提供だと先述しましたが、
この形は、AWSと似たような仕組みとなっています。
AWSとは、アマゾンウェブサービスの略で、
事前アマゾンが用意した開発基盤を利用することで、企業などは、
サーバーや、アプリ開発に伴う専用のアプリなどの購入をする必要がなくなります。
AWSの範囲は、多くの分野をカバーしたインフラ提供を行っており、
代表的なサービスには、Netflixやairbnb、Spotifyなどがあります。
Orbsでは、このような基盤を分散化させた上で、
2020年を目処にしてサービスを提供していく予定です。
現状、AWSはアマゾンによって管理されているサービスであり、
仮にアマゾンのサーバーが大規模なサーバーダウンに見舞われた際は、復旧に時間がかかります。
一方で、Orbsは、分散型のインフラなので、
サーバーダウンするということはありえず、またブロックチェーンを活用するため
安全なアプリ開発基盤の提供を可能にします。
rPoSの採用
Orbsのコンセンサスアルゴリズムには、rPoS(randomized Proof of Stake)が採用されています。
従来のPoSは、仮想通貨を多く保有しているユーザーが取引を承認していましたが、
これでは、ノードが不公平になってしまいます。
Orbsでは、1000以上のノードから22のノードを、
完全にランダム化して選択します。
これにより、取引承認の公平性を持たせることができます。
これはOrbsの掲げる「すべてのユーザーのニーズから」という理念にとても合致していますね。
バーチャルチェーン
利用者の増加に伴って、ブロックチェーンはスケーラビリティ問題に直面しました。
スケーラビリティ問題とは、ブロックチェーンは1本しかないにも関わらず、
ブロックチェーンに記録する内容が増えたことによって、様々な問題が発生することです。
こうした問題を解決するために、Orbsではバーチャルチェーンという仕組みを採用してしています。
バーチャルチェーンでは、ブロックチェーンを仮想化させ、
Orbs上に誕生する各分散化アプリごとに割り当てます。
これによって、1つのブロックチェーンを全ての分散化アプリでシェアするのではなく、
アプリ毎にチェーンを利用するため、独立性や安全性を保つことが可能になります。
インテリジェント・シャーディング
シャーディングとは、イーサリアムで行われているスケーラビリティ問題対策で、
ノードをランダムに分割しまとめることを言います。
まとめられたノードは決められたトランザクションのみを処理するため、
ノードへの負担が減り、スケーラビリティ問題に対処できるようになります。
しかし、イーサリアムのシャーディングは、ランダムに割り振られるため、
様々なプロジェクトやアプリケーションが混ざり合っている状態です。
そうなると、1つのプロジェクトに問題が発生した場合、
その他のプロジェクトにも影響を与えかねません。
そこでOrbsでは、ランダムではなく、アプリケーション毎にシャーディングを行い、
効率化することで、取引の速度を向上させます。
Orbs(オーブス)が購入できる取引所は?
残念ながらOrbsはまだどの取引所にも上場していません。
2019年の春から夏にかけて上場を予定しているそうではありますが、
現状の市況があまりよくないので、タイミングを見計らっての上場になる可能性がありますね。
Orbsが気になるという方は、常に情報収集を怠らないようにしましょう。
Orbs(オーブス)の将来性は?
分散化アプリは、現在の中央集権的なアプリには無い多数のメリットがあります。
今後ますますブロックチェーンベースのアプリを開発していく中で、
導入コストを抑えたい企業は多数いるはずです。
そんな時、構築インフラを提供するOrbsがサービスを提供していれば、
Orbsの価値は自然と上昇していくでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
Orbsは、分散化アプリの開発インフラの提供を目的としたプロジェクトで、
ブロックチェーン版のAWSを目指しています。
まだ上場していませんが、2020年までにサービスの実行を予定しているため、
2019年中の上場が期待されています。