仮想通貨に関する新しい用語は、
年を追うごとに増えつつありますが、最近では
「AirDrop」(エアドロップ)というものが流行り出しました。
では、このAirDropとは何なのか、
詳しく調べて記事にまとめてみました。
知っていて、まず損することは無いので、
ぜひ今回の記事、参考にしてみて下さい!
AirDrop(エアドロップ)とは何か?
AirDropとは、簡単にまとめると、
仮想通貨を「無料」で貰える仕組みのことです。
「え、怪しくない?」
そう思われる方もいらっしゃるとは思いますが、
実は、仮想通貨を無料配布する側にもメリットがあるんです。
それは、「ユーザー数の増加」「経済圏の拡大」等が
例に挙げられます。
そもそも、仮想通貨も利用されて初めて
価値が生まれるわけですから、経済圏がある程度確立しないと
意味がありません。
その為に、あえて無料配布が行われるわけですね。
また、このAirDropは、
ICOの対抗馬として打ち出され面もあります。
これまでICOでは、運営側がトークンセールで、
経済圏を確立するとともに、仮想通貨を通して世界中から
資金調達をしていました。
しかし、そのICOのほとんどが失敗に終わっているという事実があったり、
法規制がされていないことから、詐欺が横行してしまいましたね。
こうしたことから「ICOは危険」という風潮も高まったと思います。
その点、AirDropでは、希望者に、
一定の条件下で「無料」で仮想通貨を配布するので、
まず受け手にデメリットはありません。
仮に配布された仮想通貨が無価値になっても、
そもそも無料ですので、それ以上の損失はありませんし、
逆にプロジェクトが成功して値上がりすれば、
プラスになり、ユーザーは得しかしません。
詐欺や規制など、ICOに対する懸念材料が増えていく中で、
今後AirDropという方法は、主流になっていくかもしれませんね。
AirDrop(エアドロップ)情報はどこで手に入る?
AirDropでは、いつまでも仮想通貨を
配布しているわけではありません。
ですので、常にAirDrop情報にアンテナを張り、
情報を収集していくのが無難な方法でしょう。
AirDrop情報を一覧で案内しているサイトもいくつか見られますが、
「アクセスした頃には終了していた」なんてこともあるので、
新鮮な情報が流れてくる媒体を利用することをオススメします。
例えばTwitterは、情報が新鮮なので、
非常にオススメです。
また、仮想通貨の情報収集は英語圏が有利です。
海外の「bitcoin Talk」では、仮想通貨関連の
新しい情報が流れていますので、そこでAirDrop情報について
検索するのも1つの手でしょう。
AirDropで仮想通貨を貰う条件は?
AirDropの参加には、案件ごとに条件があります。
特にAirDropの場合、テレグラム(LINEのようなチャットアプリ)で作られたグループに参加する、等の条件もあります。
その他、メールアドレスを登録して、
配布されるケースや、本人確認が必要なものまで、
参加条件は多種多様です。
AirDropの案件を見つけたら、参加する前によく条件を調べて、
必要なものを用意するようにして下さい。
AirDrop(エアドロップ)も100%安全では無いことを理解する
AirDropは「無料で仮想通貨を貰えるのでリスクは無い」と
思われがちなのですが、実は、AirDropにも注意する点があります。
ここでは、気をつけておきたいポイントをまとめました。
個人情報は慎重に
AirDropでは、「無料で仮想通貨が貰える」という前提で、
個人情報を集めるケースがあります。
ただ、個人情報とは裏で取引される程、貴重な情報です。
そんな情報が裏で取引されるって
ともて恐ろしいことですよね。
顔写真付きの身分証明書のアップロードなど特に恐ろしく、
どう利用されるかわかりません。
自分が参加するAirDropに身分証明書が必要な場合は、
十分に調べて、慎重に検討した上で参加するようにしましょう。
パスワードは絶対に教えない
AirDropでは、配布される通貨は、
個人のウォレットに送金されます。
その際、ウォレットの秘密鍵を聞いてくるような
AirDropは100%詐欺と言っていいでしょう。
こうした案件には、絶対手を出してはいけません。
フィッシングには注意
例えば、AirDropを行う運営側が、
指定のURLで、大手ウォレットサービスのURLを
メールで送り、そちらからウォレットを作成するように
促すとします。
仮に、その「大手ウォレットサービスのURL」先が、
フィッシングサイトだったらどうでしょうか。
あなたの設定するパスワードや、生成された秘密鍵は、
全て筒抜け状態になってしまいます。
必ず、フィッシングサイトではないか、
URLアドレスなど、十分に確認するようにして下さい。
AirDrop用にウォレットを作っておく
自分の仮想通貨が入金されている仮想通貨のウォレットを使うのは
危険な場合があります。
それは、上記のフィッシングサイトがいい例でしょう。
AirDrop用にウォレットを作成しておけば、
まず、自分の資産が盗まれることはありません。
専用ウォレットを作っておくのがベストな選択肢かもしれませんね。
パスワード使い回しはNG
仮想通貨を貰う為に、専用アカウントを作成する際、
パスワードを設定すると思いますが、
そのパスワードは、絶対に使い回してはいけません。
ならぜなら、AirDropを行うプロジェクトが詐欺の場合、
そのパスワードを利用して、あなたの取引所アカウントへの
ハッキングを試みるかもしれないからです。
AirDropに参加する場合は、面倒ですが、
その都度、パスワードを作成しましょう。
パスワード管理アプリなどを使うといいかもしれませんね。
まとめ
AirDropとは、仮想通貨を無料で貰うことができる
私達にとって「オイシイ」存在です。
しかし、同時に危険な側面もあるので、
参加するプロジェクトは、十分に調べる、
基本的に疑ってかかる必要があります。
「オイシイ話には裏がある」のが常なので、
警戒を怠らないようにしましょう。
全てのAirDropが詐欺ではありませんが、
個人情報を取り扱うケースでは、万全の対策が必要です。