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元Mt.GoxのCEOマルク・カルプレス氏、公判最終日になり無罪を主張

 

東京地裁でおこなわれた最終弁論で、倒産したビットコイン取引所Mt.Goxの元CEOマルク・カルプレス被告は、
無罪を改めて主張しました。同社は顧客の資金、数百万円を失い、結果的に破産した経緯があります。

 

同氏は、仮想通貨取引所とMt.Goxのデータを不正に操作して、
おおよそ3400万円を着服した罪に問われています。

 

27日、NHKの報道によると、カルプレス氏はハッキング被害から
顧客の仮想通貨を守ることができなかったことについて謝罪をしましたが、
裁判で争点となっている不正な使い込みなどに関しては否認しています。

 

かつてビットコインの取引高で世界一を誇った仮想通貨取引所、Mt.Goxは2014年はじめに倒産しました。
同社は4億8000万ドル相当のビットコイン、800,000ビットコインを喪失した過去があります。
(しかし、失ったビットコインの一部は、その後ハードウェアウォレットから見つかったようです)
裁判は今年6月に開始されました。
カルプレス氏は、日本から出国しないという条件付きで2017年に保釈されています。
また、同氏は資金を着服した罪についても否認しています。

 

カルプレス氏は、ハッキングによる資金流出については、罪に問われていませんが、
検察側は起訴状で、2013年10月から12月に、カルプレス氏が、
顧客の資金3400万円をMt.Goxの口座から自身の個人口座に流したと主張しています。
カルプレス氏側は、ソフトウェア開発ビジネスなどに顧客の資金を使っただけで、着服はしていないと主張していました。

 

カルプレス氏はMt.Goxの取り引きシステムを不正操作し、
仮想通貨取引所の取引高を水増しした罪にも問われています。

 

裁判では、弁護側は、資金をカルプレス氏の個人口座に移した事実について、
取引所のビジネスの一部として資金を使うためにやったことだと主張していると、NHKは説明しています。

 

もともと、5年の懲役刑を想定していた検察ですが、
現在は10年の懲役刑を求刑していると今月初めに報道されました。判決は2019年の4月15日に出される予定です。

 

引用元:Mt Gox CEO Mark Karpeles Claims Innocence as Trial Nears End