ベネズエラのマドゥーロ大統領は、来年からベネズエラは、
脱ドル化するために石油売買の資金として、物議を醸している仮想通貨ペトロを導入すると明らかにしました。
国営メディア、「TeleSUR」の12月6日の報道によれば、
マドゥーロ大統領は、これは企業に対するアメリカドルの支配力を低下させ、
世界市場を多様化させることを目的としていると言っています。
以下はマドゥーロ氏の報道機関への発言を引用しています。
「2019年には、ペトロを通貨として石油を売る準備ができています。そして、これにより我々はワシントンにいる支配者たちが使う通貨から、自由になることができるのです」
報道によると、大統領は、アメリカによる制裁がベネズエラの経済に多大なる影響を与えているとし、
それを回避するために、仮想通貨を使った6年間に渡る経済政策を計画しているようです。
政策、すなわち、あらゆる通貨とペトロの取引を開始することを盛りこんだ計画は
今週の初めにモスクワで行われたロシア大統領、ウラジミール・プーチン氏との会談の後で発表されました。
マドゥーロ氏はまた、ロシアはすでに石油や他の製品を中国元で取引していることもあり、
それを参考にして「積極的に」石油製品を、ペトロを通じて売る方向で進んでいると付け加えました。
先月、ベネズエラ石油相のマニュエル・クエヴェド氏とベネズエラの国営石油会社PDVSAが、2019年に石油輸出国機構(OPEC)に対して「石油を担保にした主要な仮想通貨」ペトロで融資を行うと発表しました。
ペトロは2月にプレセールによってローンチされました。
また、マドゥーロ氏はベネズエラ経済の根幹にペトロを融合しようと動いていました。
まだローンチする以前からでさえ、ベネズエラの野党優勢の議会では、
ペトロの不法借入は国家の石油埋蔵量に反していると叫ばれてきました。
ベネズエラ政府は、政府のポータルサイトを介して、ペトロはパスポートを取得する際などに必ず必要になると言って、
国民にペトロを販売し始めました。
また、ベネズエラの新通貨ボリバル・ソベラノも、7月にペトロと連動しています。
引用元:Venezuela to Sell Oil for Petro Cryptocurrency in 2019, Says Maduro