McAfee Labsが2019年8月にリリースした脅威レポートでは、
クリプトジャッキングが、上昇傾向にあると結論付けています。
この調査によれば、クリプトマイニングのマルウェア活動は、
2018年の第4四半期から2019年の第1四半期にかけて29%上昇したとしています。
McAfeeは、スピアフィッシングの上昇が見られるAppleのMacOS、そしてMicrosoftのWindowsシステムの両方を襲う、
無差別な活動だと発表しています。
Windowsの製品は、PowerShellと対話型コマンドライン、
そしてコンピュータ自身に管理タスクを委任するオートメーションエンジンを通して、典型的な標的にされました。
PowerShellを活用することで、サービス上の脆弱性が、プライバシーコインであるモネロのマイニングに悪用されました。
McAfeeによれば、この攻撃はサーバーからサーバーへの移動を可能にするワーム機能を保持していると発表しています。
マルウェアプログラムのCookieMinerは、
ユーザーのコンピュータに保存された個人的なアカウント情報を盗むため、MacOSシステム向けに利用されました。
McAfeeは、 Binance、Bitstamp、Bittrex、Coinbase、MyEtherWallet、
そしてPoloniexの暗号サービスアカウント所有者の全ての個人情報が盗まれていると述べています。
今週初旬のBBCからの報告書では、ほぼラテンアメリカを拠点とする85万のサーバーを首尾よくハッキングした、
モネロのクリプトジャッキングウィルスに焦点を当てていました。
フランス当局は、インターネットの利用していない部分にウィルスを移動させながら、
メインサーバーを閉鎖させています。
引用元:Crypto-Mining Malware Attacks up 29% in Q1: McAfee Report