今回は昨年ICOで話題となったLeadCoin(リードコイン)について調べ、
記事にまとめました。
LeadCoinに興味がある、知りたいという方は、ぜひ参考にしてみて下さい。
目次
LeadCoin(リードコイン)とは?
LeadCoinは、分散型のLeadを共有するプラットフォームの提供を目的に
始められたプロジェクトです。
昨年3月1日、事前に「100分限定」とした上でICOが行われ、
実際はわずか26分でハードキャップ額、約53億円相当が完売しました。
これによって資金調達を成功したLeadCoinでしたが、
価格が下落した後に、代理店が遅れて配布するという事態が起き、
信頼を大きく損なっています。
ICO価格は日本円で6円でしたが、その後大きく下落してしまい、
2019年2月現在は、0.013円程で推移しており、ICO割れとなっています。
プラットフォームには、イーサリアムが利用されERC20準拠の通貨であり、
略号には、「LDC」が採用されています。
LeadCoin(リードコイン)の特徴
では次にLeadCoinの特徴を見ていいくとともに、
より詳細な内容を見ていきましょう。
Leadと分散化プラットフォーム
Leadと言えば、日本語で先導するなどの意味で、日本語でもリードするという形で使われることがありますが、
LeadCoinでのLeadはマーケティング用語である「潜在顧客」を意味しています。
LeadCoinでは、このLead(リード)を売買できる分散化のプラットフォームを
提供しようと試みています。
Leadの中には、顧客の様々なニーズが含まれており、
例えば、どんな商品がほしいのか、いくらで欲しいのか、
またLeadは、どのくらいの購買意欲を持っているのかを把握することができます。
こうした情報は非常に貴重であり、
企業側は、こうした情報を購入することで、効率的なマーケティングを行うことが出来ます。
ピンポイントで顧客のニーズを把握することで、
余計な広告費などをかけすぎず、効果的な利益獲得が期待できます。
LeadCoinでは、これらLeadの情報をブロックチェーンテクノロジーを用いた
分散化プラットフォームで売買を行います。
もちろん、このLeadには個人情報が多く含まれているため、
予め、売買に同意した顧客の情報のみが売買の対象となります。
ブロックチェーンテクノロジーを使っているので、個人情報が漏れることはなく、
安全 なLeadの売買が可能になります。
またイーサリアムのスマートコントラクトを活用することで、
異なる業種とのアクセスを可能にします。
ある1つの分野だけに縛られず、様々な業界のマーケティングを網羅的に
カバーすることが可能です。
より効率的なマーケティング
既存のマーケティングでは、ある企業が、潜在顧客ではない顧客に、
何度もアプローチするケースがあります。
成約に繋がらない顧客を抱えていても企業側としてはメリットもありませんし、
顧客の側も余計な情報を受取るばかりで、双方に利益はありません。
ただし、そのような顧客でも別の企業の商品には、興味がある可能性は十分にあります。
そこでLeadCoinでは、そうした顧客を新規顧客として、
別の企業に売買することが可能です。
例えば、過去にA社が販売を手がける商品Aに興味を持ってくれていた顧客が、
今は、B社が販売する商品Bにしか興味が無い場合、A社は、そのLeadを、
B社に売却することができます。
A社は売却益を得ることができ、B社は新規顧客獲得が可能になるわけです。
このような仕組みを活用することで、LeadCoinはより効率的なマーケティングを行うことができます。
LeadCoin(リードコイン)が購入できる取引所は?
ICO価格を大幅に割ったLeadCoinですが、将来性があるとすれば、
今は最大の買いの時期でしょう。
ただ、国内仮想通貨取引所には上場しておらず、
海外の仮想通貨取引所で購入するしかないようです。
以前はLiquiで購入できましたが、日本人向けサービスを停止しており、
Bancorでの取引が可能です。
LeadCoin(リードコイン)の将来性は?
LeadCoinの価格は、ICO後移行下落の一歩をたどるばかりで、
現在は、0.013円付近をほぼ横ばいで推移しています。
昨年の9月には、擬似的にLeadの売買が可能となるα版が公開されました。
しかし価格には何の影響も無く、全く期待されていない状況が伺い知れます。
またα版の後はβ版、そしてプラットフォームの完成という流れですが、
2019年2月現在、β版は公開されていません。
取引高も非常に小さく、よほどのことが無い限り将来性は期待出来ないでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
LeadCoinは、Lead(潜在顧客)を売買する分散化プラットフォームを提供する
プロジェクトです。
ICOでの資金調達は成功しましたが、その後大きな下落をみせ、
プロジェクト自体も大きな進捗は見せていない状況です。