最新版に改定されたテキサス州の銀行部門のガイダンスによれば、
テキサスの州法下でステーブルコインは「貨幣」に分類される可能性があるとしています。
水曜日に公開された、銀行部門長官Charles Cooper氏は、
仮想通貨が地方と連邦の法律下でどのように扱われるのか、特にステーブルコインが
主権国家に属するのか、法定通貨か、通貨として評価されるのか、詳細を付け加えました。
そのガイダンスは、2014年に同州から以前も発行されており、
そこでは、どのように仮想通貨がテキサス州の慣例に沿う
新生のアセットクラスとして取り扱うべきか、記述されていました。
前回のバージョンでCooper氏は、仮想通貨はテキサス州法の下で、貨幣として扱われるべきではないとし、
仮想通貨と法定通貨の取引は、「為替取引」としてカウントされないともしていました。
このような経緯から、スタートアップは、取引の実施において為替取引のライセンスを取得する必要が無く、
これは一つの星の州と呼ばれる最も寛大な部分の内の1つでした。
しかしながら、改定されたバージョンでは、Cooper氏は、
「貨幣」もしくは「貨幣価値」といったすでに定義された枠内にステーブルコインは分類され、
それによりステーブルコインを購入する人は誰もが、彼らが所有するトークンの基礎となる
ソブリン通貨資産の資格を有すると付け加えました。
このようにして、トークンを発行する者は、後のステーブルコインと引き換えに、
ソブリン通貨を提供する義務があると、Cooper氏は記述しています。
対応への警告
同書類は特に、違う形式の暗号取引、仮想通貨対仮想通貨取引と、仮想通貨対法定通貨取引も含む
テキサス州の銀行方針についても記述しています。
また同書類は、どのようにして仮想通貨を一方から他方へと移動させるか記述しており、
それは送金に分類されないとしています。
また下記のように付け加えられています。
対照的に、主権担保のステーブルコインは、貨幣サービス法で、
「貨幣」もしくは「貨幣価値」と考慮される可能性があるおかげで、
後になって、それを利用できるようになる確証、もしくは違った場所での送金を見返りに、
それを受け取ることができます。
ステーブルコインの発行者、もしくは取引所のいずれかが、事実上、
法定通貨の保有者に義務を負っており、しかしながらこれは分析に依存しています。
Cooper氏は、覚書で、取引所と他のスタートアップに直近の法律に適うようにするべきだと警告し、
特に送金に関しては気をつけるべきだと締めくくっています。
引用元:Stablecoin Issuers May Need Licenses in Texas, Unlike Most Crypto Startups